Plastometrex、神戸材料試験所およびエアロエッジと提携し日本市場への戦略的進出を発表
国内最大級の独立系民間試験場である神⼾⼯業試験場(KMTL)は、高度な機械試験技術を提供する英国企業 Plastometrex(プラストメトレックス)および、栃木県に本拠を置く航空機用部品メーカー AeroEdge(エアロエッジ)と、アディティブ・マニュファクチャリング分野での協業に関する覚書を締結したことを発表した。
Plastometrexは、独自の材料評価システム「PIP(Profilometry-based Indentation Plastometer)」と、神戸工業試験場の材料評価と業界の深い知見と経験、AeroEdgeのAMに関する専門性と市場知識を合わせ、特に日本市場におけるAM分野への新たな材料評価システムの導入促進を目指して協業を開始する。3社は、AMのより一層の発展に資する事業として、3年以内を目途に本提案技術が、AM分野での評価方法の一選択肢として広く認知されるよう、活動を展開するとしている。
インデンテーションプラストメータは3分で応力-ひずみ曲線を決定する
KMTLの鶴井宣仁副社長は協業について次のように述べている「Plastometrexを日本中のお客様に紹介できることを大変嬉しく思います。この技術により、当社の顧客は、小型で試験困難なサンプルから重要な機械的特性データを初めて測定できるようになります。この技術により、顧客はより効率的で信頼性の高い製品の設計、製造、修理を行うことができるようになります。」
プラストメトレックスCCOマイク・コトー氏は「KMTLとAeroEdgeとの戦略的提携は、当社の技術革新へのコミットメントと、継続的なグローバル展開の証です。日本は活気に満ちたダイナミックな市場であり、この尊敬すべき2社とのパートナーシップにより、金属試験と積層造形における進歩と変革を促進する最先端のソリューションを提供することができます」と述べている。
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