UltiMakerの新型フラッグシップモデル「UltiMaker S7」発売

Brule Inc.、UltiMakerシリーズの最新モデル「UltiMaker S7」及び「UltiMakerS7 Pro Bundle」の販売を開始

国内有数の3Dプリンタソリューションプロバイダーである Brule Inc. は、ガラスファイバーやカーボンファイバーなどの複合材料に対応したUltiMakerシリーズの最新モデルとなる「UltiMaker S7」及び「UltiMakerS7 Pro Bundle」の販売開始を発表した。

最新のフラグシップモデル UltiMaker S7

昨年のUltimakerとMakerBotの合併以来、UltiMaker初となるSシリーズ「UltiMaker S7(以下 S7)」は、同社のFFF方式デスクトップ3Dプリンターのフラグシップモデルに当たり、ユーザーから評価が高かった機能・特性を継承しつつ、簡単なセットアップ、高い稼働率、温度管理とエラー探知機能で確実な造形とスピードを実現している。
関連記事:MakerbotとUltimakerが合併完了を発表


マテリアルステーションを備えた UltiMakerS7 Pro Bundle

アップグレードされたビルドプレートセンサー

S7に搭載された誘導型ビルドプレートセンサーは、ビルドエリアをより少ないノイズと高い精度でプローブし、自動傾き補正機能によりネジ調整の必要がなくなり、ベッドを水平にする作業をより簡単に行えるようになっている。

Air Managerをシステムに統合

S7は、UltiMakerのフィルターソリューションである「Air Manager(エアマネージャー)」をシステムに統合し、プリントに含まれる超微粒子を最大95%除去。エアマネージャーを搭載することで、マシン周辺の空気が適切にフィルタリングされているという安心感をユーザーに提供するだけでなく、再設計された完全密閉型のビルドチャンバーとシングルガラスドアによりプリント全体の品質を向上させ、3Dプリントに最適なエアフロー環境を実現する。

PEIコーティングされたフレキシブルビルドプレートを採用

S7は、従来のガラスビルドプレートからPEIコーティングされたフレキシブルビルドプレートへと変更され、第1層の密着性が大幅に向上。接着剤を使用せずに、パーツの接着・除去が容易となっている。このフレキシブルビルドプレートは、25個のマグネットと4本のアライメントピンにより、ベッドを迅速かつ正確に交換することができ、時間を浪費しがちな作業を加速させることができる。

柔軟性のあるPEIビルドプレート、統合されたエアマネージャー、アップグレードされたベッドレベリングに温度制御機能など、優れた新機能を備えたS7は、現行モデルよりもユーザーフレンドリーな設計になっており、購入直後の開梱から電源投入まで僅かな時間で3Dプリントを実行することができる。

技術仕様と価格

  • 技術:熱溶解積層法(FFF)技術
  • プリントヘッド:デュアルノズル
  • 造形サイズ:330×240×300mm
  • ビルド速度:<24mm/3秒
  • ビルドプレート:PEIコーティングされたフレキシブルビルドプレート
  • フィーダー方式:デュアルギア、耐摩耗性
  • フィラメント径:2.85 mm
  • XYZ解像度:6.9、6.9、2.5ミクロン
  • ノズル径:0.4mm、0.25mm、0.6mm、0.8mm
  • 外形寸法:495 x 585 x 780 mm
  • 重量:29.1 kg
  • 接続性:Wi-Fi(2.4および5GHz)、イーサネット、USB
  • 価格(2023年10月現在の価格)
    UltiMaker S7:1,430,000円(税込み)
    UltiMaker S7 Pro Bundle:1,870,000円(税込み)

TCT Japan 2023にUltiMaker S7を出品

Brule Inc.は、2023年2月1日(水)から3日(金)までの3日間、東京ビッグサイトにて開催される3Dプリンティング&AM技術の総合展「TCT Japan 2023」において、UltiMaker S7を初出品する。
Bruleブース番号:東3ホール 3A-11
関連記事:3Dプリンティング技術が集結「TCT Japan 2023」2月開催


関連記事

3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る