全長36mの世界最大3Dプリンタ「Mega II」

CEAD、Al Seer Marine向けに長さ36メートルの3Dプリンタ「Mega II」を構築

オランダのデルフトに拠点を置き、コンポジットLFAM(Large Format Additive Manufacturing)3Dプリンタを製造販売する CEAD は、海洋事業者やエンドユーザー向けにヨットや無人システムの製造、船の運航など、あらゆるニーズに応えるサービスポートフォリオを持つアラビア海域の大手海洋企業 Al Seer Marine のため、世界最大の3Dプリンタ「Mega II」を製造した。

全長36メートルとなる世界最大のペレット式LFAM「Mega II」は、レール上に設置された2台のロボットで構成され、最大長さ36m、最大幅5mの3Dプリント製造に対応。小さなパーツから大型船舶まで、大規模で複雑なデザインの部品製造を比類のない速度と精度で製造することが可能で、海運、航空宇宙、鉄道産業の可能性を限界へと押し広げ、製造業を新たな高みへと導く可能性を秘めている。

2022年1月にAM製造部門の立ち上げを発表したAl Seer Marine

オープンエクストルージョン3Dプリンティングであるこの技術には固有のサイズ制限がない。大型パーツプリントの際に起こり得る材料品質に関する技術的制約は、繊維強化複合材料の導入により解決されたが、パーツの品質、寸法精度、価格に関する部分など、幾つかの解決も残されている。


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