プラスチックゴミを材料にしたリサイクルプロジェクト「Perpetual Plastic Project」
複数の工業系デザイナーによって発足したリサイクルプロジェクト「Perpetual Plastic Project」は、使い捨てのプラスチックカップなどをリサイクルし、3Dプリント用材料とするプロジェクト。単に技術的なデモと言う企画ではなく、消費者に対してリサイクル意識を高めて欲しい!と言う願いから始められたプロジェクトのようですね。
洗浄~乾燥~破砕~押し出しを経て3Dプリントと言う手順を実行。参加者はプロジェクトに参加した証として、最後にリサイクル材料から成形された3Dプリント記念リングを手にすることができる。
01:Cleaning & Drying
使用後のカップを洗浄し、専用ケース内で乾燥
02:Shredding & Filtering
手動のシュレッダーでプラスチックカップを粉砕し、このレベルまで細かく砕きます。
03:Extruding & Spooling
粉砕されたプラスチックを熱で溶融し、フィラメントとして押し出します。
04:Designing & 3D Printing
リサイクル抽出されたフィラメントを利用し、記念リングを3Dプリント!デモ映像では、Ultimakerが使用されていますね。
プロジェクトに参加した証として受け取れる記念の3Dプリントリング
ちなみに、このリングを成形するのに必要なプラスチックカップ数は1個。カップ5個でメガネフレーム程度の材料抽出が可能なようです。
Perpetual Plastic Projectは将来的に3Dプリンタを利用した世界規模のリサイクルネットワークを構築したいと考えているそうです。このプロジェクトは技術的にも社会環境的にも大きな可能性を秘めているかもしれませんね。
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