- 2018-5-7
- 最新情報
- 3DPrinting, 3Dプリンティング, AI, Autodesk, CAR, Design, DMLS, Generativedesign, Goodyear, Project Dreamcatcher, SLS, ジェネレーティブデザイン, テクノロジー, トポロジー, 人工知能, 工業デザイン, 粉末焼結, 自動車, 電気自動車
GMは次世代自動車製造に必要な部品を調達するため3Dプリント技術を導入する
米国自動車大手ジェネラル・モーターズ(以下 GM)は、Autodesk(以下 オートデスク)と提携し、次世代新型車両の部品製造に3Dプリント技術を活用することを発表。
GMは今後、電気自動車などの代替エネルギー車に対し、軽量で高剛性な部品を適用するため、低コストで効率良く部品生産が可能な3Dプリント技術とオートデスクの設計アルゴリズムを活用する。
GMはこの発表に合わせ、オートデスクの3D技術を使用して開発された3Dプリント製ステンレス鋼シートブラケットのデモンストレーションモデルを発表した。
この部品は、オートデクスが提供するクラウドコンピューティングとAIベースのアルゴリズムを使用して設計されたシートブラケット部品で、従来の製造方法では8つの異なる構成要素を必要としていたが、3Dプリント技術を利用することで単一部品として完成し、従来の構成部品よりも40%軽く、20%強度増を実現している。
オートデスクが注力するこの設計システムは、ユーザーが設定した重量、強度、材料、製造方法などのパラメータに基づき、何百もの高性能パーツを設計者に提案する「ジェネレーティブデザイン(コンピュータが自己生成的にデザインを生み出す技術)」に基づくもので、従来の製造手法よりも好条件の部品製造をエンジニアに提供する。
これにより余分な部品数や材料が排除され、制約される空間も軽減し、より自由度の高いカーデザインが可能となる。
様々な条件に応じて提案される部品デザイン
両社は、ジェネレーティブデザインが部品製造の未来と位置付けており、従来のように1つの設計を検証するよりも、すぐに製造可能な高性能設計オプションを何百通りも探索することができるジェネレーティブデザインに期待している。
GMは今後5年以内に数千〜数万の3Dプリント部品の生産を計画している。
関連記事
- 中国で3Dプリント電気自動車の量産化が決定
- 世界最大の金属3Dプリント橋が完成
- 大型3Dプリンタで実寸ホイールを造形
- GEが最新の高速大型金属3Dプリントシステムを発表
- BMWの3Dプリントバイク「S1000RR」
- BMWは3Dプリント技術の研究施設を建設
- Stratasysは従来の50倍高速な3Dプリントシステムを開発
- Hyundaiが3Dプリント部品搭載のコンセプトカー発表
- 金属3Dプリンタ市場が急速に拡大
- 環境に配慮した3Dプリントタイヤ
- BMWは新型i8ロードスターに3Dプリント部品を採用
- ポルシェ旧車部品を3Dプリンタで生産
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp