- 2017-12-25
- フィラメント・材料, 最新情報
- 3DFS, 3DPrinting, 3Dプリンティング, 3M, ColorFabb, FDM, FFF, filament, Ultimaker, Ultimaker 2, テクノロジー, フィラメント
colorFabbは工業グレードのカーボンファイバー配合新型ナイロンフィラメント「PA-CF Low Warp」をリリース
オランダの3Dプリンタ用フィラメントメーカーcolorFabbは、老舗工業用化学品メーカーLEHVOSS Groupと提携し、高性能のナイロン系フィラメント『PA-CF Low Warp』をリリースした。
colorFabbの新しいパートナーLEHVOSS Groupで開発された最初の3Dプリント用素材となる「PA-CF Low Warp」は、PA6(6ナイロン)性質を有するカーボンファイバー配合の新型ナイロン(ポリアミド)フィラメントで、湿度の吸収性が低く、非加熱式または低温(推奨温度 40℃~50℃)のビルドプラットフォーム上でもほぼ反りのない優れたプリントが可能。
また、造形物は引張強度と耐衝撃性に優れ、一般的なナイロン材料よりも優れたエンジニアリンググレード特性を有している。
FFF方式の3DプリンタでPA-CF Low Warpを使用する場合、溶融温度260℃(推奨処理温度 260℃〜280℃)に対応した温度範囲設定と、Olsson Rubyなどの耐磨耗性ノズルへの交換が推奨されている。
PA-CF Low Warp 推奨設定
- プリント温度:260℃~280℃
- プリント速度:30〜40mm/s
- ヒートベッド温度:0℃~50℃
ガラスプレート使用時は、接着材や定着用シートの使用を推奨 - 推奨レイヤーピッチ:0.2mm
繊維層の長さが0.15mmよりも短いため、0.2mm以下ではノズル詰まりなどの問題を引き起こす可能性あり。 - 冷却ファン速度:50%
colorFabbは、Ultimaker 2+とOlsson Rubyノズルを使用したPA-CF Low Warpのデモ映像を公開。50℃に設定されたヒートベッド温度および0.3mmのレイヤーピッチで反りの無い、高精度な造形を実現している。
PA-CF Low Warpのご購入について
3Dプリンタ用フィラメント専門ショップ3DFSでは「PA-CF Low Warp」の販売を開始いたしました。
※ 何れも少量サンプルとなります。スプール単位で購入を希望される方は、こちらからお問い合わせください。
※ ご購入に当たっての注意事項
「PA-CF Low Warp」は、高強度な造形物を生成するためカーボン素材が配合されており、ノズルの摩耗が激しく、Olsson Rubyなどの耐磨耗性ノズルへの交換が推奨されています。ご使用の際には、ノズルの摩耗に十分ご注意ください。
スプール単位での購入をご希望の方も、先ずはサンプルで検証いただくことをおススメいたします。
関連記事
- 滑らかな仕上りと光沢が特徴のフィラメント「nGen_LUX」
- 金属系フィラメントで製作したチェスセット
- 造形エリアの広さを活かした「Ultimaker 3 EX」活用事例
- オランダの3Dプリント市場は急速に成長
- 造形後に体温で変形可能な新フィラメント発売開始
- 藻類か生成された3Dプリント可能なバイオポリマ材料
- 複数材料の3Dプリントに対応する「Ultimaker 3 EX」活用事例
- コルク素材フィラメント販売開始のお知らせ
- 新素材のフレキシブルフィラメント『nGen_FLEX』
- 鋼系フィラメント『SteelFill』販売開始のお知らせ
- 次世代の高性能フィラメントcolorFabb_HT
- 高性能コポリエステルフィラメント『nGen』販売開始のお知らせ
- 3Dプリント用フィラメントに新しい特殊素材を追加
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp