Stratasysはマルチマテリアル&マルチカラー対応の最新機種『J750』をリリース

これまでに「Objet 500 Connex 3」などマルチマテリアル対応のインクジェット（Polyjet方式）3DプリンターをリリースしてきたStratasysから、より精度と拡張性を高めたマルチマテリアル&マルチカラー対応の3Dプリンター『J750』が登場しました。

複数材料に対応したマルチマテリアルPolyJet技術の性能を引き出すため、同社は「PolyJet Studio 3D Print ソフトウェア」を刷新。直感的なユーザーインターフェイスを備えた専用ソフトウェアとして、マルチマテリアル&マルチカラーに柔軟に対応。自由度の低かったConnexシリーズとは異なる直感的な操作により、合理的なワークフローを実現。

これまでマルチカラーに対応してきたConnex 3では、下写真（J750による出力見本）のような複雑なカラー展開はできませんでしたが、テクスチャーマッピングが適用できるようになったことで、これまでに無い高精度なフルカラープリントを実現。

J750の主な仕様

• 造形領域：490mm×390mm×200mm
• 解像度：X軸 600dpi、Y軸 600dpi、Z軸 1800dpi
• オペレーション環境：Windows 7、8.1（64 bit）
• 本体サイズ：1400mm×1260mm1100mm
• 本体重量：430kg
• マテリアルキャビネットサイズ：670mm1170mm640mm
• キャビネット重量：152kg
• 動作条件：18-25°C、相対湿度30-70%
• 電源要件：100-120 VAC、50〜60ヘルツ、13.5 A、1相／220〜240 VAC、50〜60ヘルツ、7 A、1相
• ソフトウェア：PolyJet Studio 3D Print ソフトウェア

詳細価格については不明ですが、プライスリストから察すると、導入時の価格は7,000～8,000万円台辺りでしょうか？

---

Stratasys関連記事

• 世界初のメタル噴射3Dプリンタ「XJet」が追加資金調達
• 改善したConnex3 3D​​カラープリンタは簡素化されたワークフローを構築
• Meshmixerマルチマテリアルに対応した新バージョン
• エアバスベンチャーズが3Dプリント車ローカルモーターズに投資
• MakerBot第五世代用改良型エクストルーダー
• 他人の視線に反応して変化するウェアラブル衣装
• Connex3で造られた3Dプリントファッション
• ストラタシス主催DDMフォーラム2015
• 世界初の3Dプリント調理器具
• 超リアルなフルカラー3Dプリント技術