市場調査会社IDCは今後数年で3Dプリンタ市場は大幅に拡大すると予想
IT専門の調査会社IDC(インターナショナル・データ・コーポレーション)は、2015年現在の3Dプリンタ市場規模(約$110億)は、(複合)年平均成長率27%で成長しつづけ、2019年までに$267億(3兆円超)へと大幅に拡大すると予想しています。
同社コメントとして「3Dプリントは長年に渡り、自動車・航空宇宙などの専門的なディスクリート製造市場が主な市場となっていましたが、過去3年間でコンシューマー(低価格帯)3Dプリンタと材料の普及が進み、一般消費者から教育、医療、他の製造市場に市場を広げています。」
IDCでは、今後もアジア、アメリカ、西ヨーロッパを中心に市場拡大を牽引するとしています。
3D Systems社など業界大手の業績不振や、ここ数年で巻き起こった過剰なブームが去り、一区切りしてしまった感じの日本市場は業界全体がシュリンクしてしまったような状態ですが
欧米、特にアジア圏で一歩リードした中国などではこの間にも様々な技術開発が進んでおり、それらに対する投資も盛んに行われています。
ここ数年で日本の研究分野がどこまで成長できるのか、非常に気になるところですね。
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