- 2015-8-11
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- 3DCG, 3DPrinting, 3Dプリンティング, Computational Hydrographic Printing, Kinect, PVA, インクジェット, シミュレーター, テクノロジー, 仕上げ加工, 立体印刷, 表面仕上げ
FinuvoのHydrographicsプリンタは3Dプリント造形物に鮮やかな立体フルカラー印刷を可能に!
先日、コロンビア大学とZheijiang大学の共同研究チームが開発した水圧転写技術『Computational Hydrographic Printing』をご紹介しましたが、このHydrographicによる水圧転写印刷を可能にする新しいデスクトップタイプ印刷機が開発されました。
Finuvoと呼ばれるこのデスクトップ機は、従来の水圧転写技術のように、有毒な化学物質や材料を使用した自動車部品などへの適用を前提とした特殊な環境を必要とせず、デスクトップ環境で安全にプリントを実行できる印刷機です。
同機の印刷プロセスは、通常の水圧転写技術のそれに準じています。
1)温水浴にカラー印刷した専用フィルムを浮遊させる。2)フィルムは疎水性インクを残して水に溶解。3)造形物を沈めると、周囲の水圧によってインクが付着。これにより、3Dプリント造形物の表面にフルカラー印刷を施します。さらにこの印刷物は、ひび割れ等をおこすことなく、永久的に色彩を保つそうです。
この特殊なフィルムはPVA(ポリビニルアルコール)から作られており、PC上で描いたデザインを特殊なインクジェット3Dプリンタを利用して表面に印刷。上記の水圧転写技術を利用し、フィルムを3Dプリント造形物に転写します。同フィルムのテストでは、Form1+による造形物など、複数の3Dプリンタを用いて検証されており、写真のような模様や木目、アニマルプリントなどのパターンを鮮やかにプリント(転写)しています。
※ ポリビニルアルコール(polyvinyl alcohol)は合成樹脂の一種で、親水性が非常に強く、温水に可溶という特徴を持つ(Wikiより)。
見本レベルまで綺麗に仕上げるには、下地となる造形物表面加工も重要になるでしょう。
このFinuvoは、数ヶ月以内にクラウドファンディングKickstarterでのスタートアップを予定しているそうなので、公開が楽しみですね。
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