3Dプリント品のサポート除去ツールRetouch3D

3Dプリント造形品のサポート除去や跡を目立たなくする加熱式ツールRetouch3D

FDM/FFF方式、光造形方式にとって欠かすことができないサポート部。同方式の3Dプリント造形を体験し、このサポート除去に悩まれた方も多いと思いますが、現在Kickstarterで支援を募るRetouch3Dは、そんなサポート除去に特化させた可変熱制御システムを備えたツール。温度調整可能な本体機能に、5種類の交換式ヘッドを備えており、用途に応じた使い分けが可能な同ツール。ハンダコテをちょっと改良したような道具と思っていただければ間違いないかもしれません。

Retouch3Dは現在Kickstarterで資金調達を行っており、スーパーアーリーバードは149ドルから購入が可能。

Retouch3D-1Retouch3D-4

Retouch3D本体には50°~300°までに対応した温度調整機能が備えられており、造形品の材料特性に応じた温度調整が可能。
本体のコントロール方法については、下の動画からも確認することができます。

 

Retouch3Dに付属する5種類のツールヘッド

Retouch3D-2

  • マクロリムーバー
  • マイクロリムーバー
  • マクロリファイナー
  • マイクロリファイナー
  • ブレンダーヘッド

Retouch3D-5Retouch3D-6

満足に使いこなすためには、恐らくそれ相応に使い込まないと難しいと思いますが、仕上げ加工が得意で無い方には良いツールかもしれません。ただし、ハンダコテ同様、加熱スピードや加工中のヘッド温キープなど、温度管理が課題となると思います。この辺りが上手くクリアされていないとプロ用途としては厳しいかもしれませんね。
また、こういった道具に頼る部分も有りだと思いますが、先ずなにより3Dプリント造形の前段階として、極力無駄なサポートを必要としない最適な角度設定や、サポートの設置方法など、一定のノウハウを得てからの方がこういったツールも役立つはずです。

id.artsでは3Dプリント造形品の仕上げ加工を得意としているので、試験的に導入してみたいですね。仕上げ加工に関する過去事例記事はこちら


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