- 2015-4-6
- 3Dプリンタ・各種加工機, 最新情報
- 3DPrinter, 3DPrinting, 3Dプリンター, 3Dプリンティング, Carbon, CLIP, DLP, Gizmo 3D Printers, Kickstarter, SLA, テクノロジー, 光造形
中国企業が開発中の高速&大型光造形機RAPIDシリーズは従来機種の8~10倍の速度化を実現?!
ここ数週間に渡りお伝えしてきた高速光造形技術『従来機器の25~100倍の高速プリントが可能なCarbon 3DのCLIPテクノロジ』や『Carbon 3Dに匹敵する速度を実現したGizmo 3D』などお伝えしてきましたが、今回取り上げた高速SLAプリンタは、中国上海を拠点とする企業Prismlabが開発中の高速SLA方式3Dプリンタ「RAPID」シリーズ。同シリーズ製品は、現存する他社製SLA方式3Dプリンタの8~10倍の高速プリントが可能な光造形方式を採用した3Dプリンタ。
RAPID 400でプリントされた多数のベイマックス
Prismlabが開発した高速造形テクノロジ「MFPテクノロジ(ピクセル解像度向上技術)」(特許出願中)を利用することで、最大324×576×576mmの高速3Dプリントが可能。RAPID 400のデモとして公開されている造形事例では、1時間当たり2,712.27㎤の造形に成功しているそうです。
この技術に関する詳細は不明ですが、主だった仕様について以下の通り公開されています。また、PrismlabのRapidシリーズにはRAPID 600、RAPID 400、RAPID 200の3つの製品がラインアップされており、何れも高速&高解像度でのプリントが可能とのこと。
RAPIDシリーズの主な仕様
- 造形ボリューム
RAPID 200:108×192×192mm、RAPID 400:216×384×384mm、RAPID 600:324×576×576mm - XY解像度
RAPID 200:33~50ミクロン、RAPID 400:67~100ミクロン、RAPID 600:75~100ミクロン - Z解像度(レイヤー高さ):全モデル共通50~100ミクロン
- ビルドスピード
RAPID 200:300g/1h、RAPID 400:1000g/1h、RAPID 600:1500g/1h - プリンタ重量:RAPID 200 70kg、RAPID 400 120kg、RAPID 600 150kg
- 造形材料:液体アクリルレジン
- 電源:220V(4A)
- 対応ファイル形式:STL/SLC
RAPID 400造形事例
関連記事
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp