建設用3Dプリンタ施工300件突破

建設用3Dプリンターによる施工実績が累計300件を突破し、全国100台体制へ向けた展開を加速

建設用3Dプリンターの研究開発を手掛ける Polyuse は、建設用3Dプリンターによる施工件数が累計300件を突破したことを発表した。また、同社が開発・販売する国産量産機「Polyuse One」の導入も拡大しており、2026年度中には全国100台体制の構築を目指している。

近年、建設業界では深刻な人手不足や技術者の高齢化、老朽化する社会インフラへの対応など、多くの課題を抱えている。こうした課題を解決する技術として注目されているのが、建設用3Dプリンターを活用した3Dプリント技術である。
建設用3Dプリンターは、3次元データをもとに専用のモルタルを一層ずつ積み重ねながら構造物を造形する技術で、従来必要だった木製や金属製の型枠を減らすことができるため、材料の削減や作業工程の簡略化につながり、工期短縮や省人化を実現できることが大きな特徴だ。

Polyuseは2022年、国内で初めて国土交通省管轄工事へ建設用3Dプリンターを導入して以来、公共工事を中心に活用実績を積み重ねてきており、現在では集水桝、擁壁、階段、笠コンクリートなど、多様なコンクリート構造物の施工に対応し、国内の建設用3Dプリンター施工において高いシェアを占めているという。

2025年から販売を開始した「Polyuse One」は、全国各地で導入が進み、設置台数は40台に到達した。今後は100台体制の構築を目指すことで、地域を問わず建設用3Dプリンターを活用できる環境を整備し、より多くの現場で3Dプリント技術の利用を可能にする計画だ。


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