セレンディクス、3Dプリンター建築を量産展開

人手不足が深刻化する建設業界で3Dプリンター建築の実用化と量産化が加速

日本の3Dプリンター住宅メーカーである セレンディクス は、3Dプリンター建築事業が研究開発段階から量産フェーズへ移行したことを発表した。

規模に応じてストレッチ可能な住宅の一例

建設業界では、人手不足や資材価格の高騰、工期の長期化が深刻な課題となっている。その解決策として期待されているのが、3Dプリンターと3Dプリント技術を活用した建築工法だ。同社は2022年に日本初の3Dプリンター住宅を完成させ、2025年にはJR西日本グループと共同で世界初となる3Dプリンター駅舎を建設。現在は住宅だけでなく、駅舎や公共施設、産業設備など幅広い分野で事業を展開している。
2026年度には住宅・インフラ関連施設を中心に38件の受注を見込んでおり、今後1〜2年で累計100棟超、5年以内には年間1,000棟超の建築を目標としている。

3Dプリンターで出力した世界初の駅舎「JR初島駅」

3Dプリント技術による建築は、省人化や工期短縮に加え、設計自由度の向上や品質の安定化といったメリットを持つ。セレンディクスはこの技術を「建設ロボティクス」と位置付け、住宅建設にとどまらない活用を進めている。
今後は公共インフラや災害対応施設、防災シェルターなどへの展開も視野に入れており、老朽化が進む社会インフラの更新需要に対応する新たな建設手法として期待されている。


建設用3Dプリンターでの出力作業


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