イトーキ、3Dプリンタでカスタマイズできるオフィス家具を発売

イトーキ、3Dプリントパーツで自分好みにカスタマイズできる「サリダPSデスク・ラック・ワゴン」を発売

オフィス家具や事務用品を展開するイトーキは、在宅ワークやホームオフィスにおける作業効率と快適性を高める省スペース設計の家具「サリダPSデスク・ラック・ワゴン」を発売。本商品は、デスク、ラック、ワゴンを自由に組み合わせて使用できるほか、様々な付属のアクセサリーや、無償提供する3Dプリンター用データで出力可能な「アドオンパーツ」により、自分好みにカスタマイズして使用できる。

好みに合わせてカスタマイズが可能

「サリダPSデスク」のほか、大容量かつキャスター付きでスムーズに移動できる「サリダPSワゴン」と、壁面に設置きる「サリダPSラック」をラインアップしており、自由に組み合わせて使用できる。
デスクには、モニターアームやデスクライトなどを自由な位置にクランプで固定することが可能で、ラックには、A4縦サイズを載せられる棚板とハンギング可能なスチール製の小棚やパンチングボードが付属。フレームがスチール製のため、市販のマグネット収納や結束バンド等で自分の好みに合わせたカスタマイズで、快適で作業効率の良い環境を実現できる。

さらに、デスクとラックに取り付け可能なアクセサリーとして、3Dプリンターで出力できる「アドオンパーツ」によるカスタマイズも可能。なお、この3Dプリンター用データは長岡造形大学の森本准教授が設計したもので、同社のウェブサイトにてデータを無償提供している。
アドオンパーツ3Dプリンター用データの入手先
https://shop.itoki.jp/shop/pages/psrack-addon.aspx

長岡造形大学大学院 森本康平准教授のコメント「近年、環境負荷の低減や多様なユーザーニーズへの対応など、製品に求められる要素は増加の一途を辿っています。しかし、多くの配慮を盛り込むことは、製造エネルギーや材料使用量の増加に繋がる可能性もあり、一つの製品に全ての要求事項を共存させることは、ますます困難になりつつあります。3Dプリンターをはじめとしたデジタルファブリケーションの普及は、パーツを1個から製造することを可能にし、ユーザーごとのカスタマイズの道を開きました。そこで、メーカーが適正品質の製品を効率的に量産し、ユーザー自身が製品単体では到達できない個々のニーズへの最後の一歩を、デジタルファブリケーションを活用して埋めていく。そのような仕組みを構築することで、相反する課題を解決できるのではないかと考えました。今回提供するパーツを組み合わせることで、自身の使い方に適したデスクシステムにアップグレードすることができ、自身でデータ作成ができる人は新たなパーツを開発することで、より効率的な作業環境を構築が可能となります。このプロジェクトは、製品と利用者との間に生じる多様なギャップを埋めるプロダクトの提案であるとともに、メーカーとユーザーの関係性を再定義する取り組みであると捉えています。ぜひ今回のアドオンパーツの提供をきっかけに、多様な使い方を模索してみてください」

商品の購入先


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