環境浄化機能を備えた3Dプリント彫刻

External、CO2や有害ガスの削減に貢献する植物型3Dプリント彫刻をミラノデザインウィークで公開

建築、芸術、ハイテクノロジーを融合させた体験空間の設計に特化したスペインの建築デザインスタジオ External Reference は、2023年のミラノデザインウィークにて、CO2を吸収して空気を浄化する革新的な素材を使用した3Dプリント植物彫刻のコレクション「AIR PURIFIER PLANTS」を発表した。

3Dプリンタで作られた観葉植物「AIR PURIFIER PLANTS」シリーズは、植物の葉の配置を制御する最新のパラメトリック・デジタル・デザイン・ツールで設計され、建築および建設分野向けのソリューションを展開するデザインスタジオ LaMáquina によって3Dプリントされている。

3Dプリントプロセス | image LaMáquina

様々な形状にデザインされた植物型彫刻は、二酸化炭素(CO2)、窒素酸化物(NOx)、揮発性有機化合物(VOC)を吸収し、不活性ミネラルに変換するスマートバイオマテリアル「Pure.Tech」技術とPLAを組み合わせた素材を用いてプリントされており、250ユーロ(約4万円)から購入することができる。
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image © Germán Saiz

このコレクションは、2020年に同スタジオが発表したCO2を吸収するスマートバイオマテリアルPure.Techを使用した初のクリスマスツリーに端を発しており、同スタジオはこの経験を元に、2021年に様々な形状や色の浄化植物コレクションを拡大。先進技術とクリエイティブなアプローチを組み合わせて持続可能性を促進して空気の質を改善するプロジェクトをスタート。2023年のミラノデザインウィークに先駆け、2021年のドバイデザインウィーク、2022年のワールドデザインキャピタルバレンシアにて「AIR PURIFIER PLANTS」シリーズを公開した。


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