大型3Dプリンタ×木工技術で人気家具を復刻

広葉樹の廃材を活用し、循環型の事業を実現!大型3Dプリンタ×木工技術で人気家具を復刻

福岡県に本拠を置く井上企画は、大川で製造される家具に使われる広葉樹の廃材を使用して、新しい材料を独自に開発する素材開発事業を開始したことを発表した。この素材は、広葉樹の色合い、匂いなどの質感を活かし、高い強度と耐久性を持つ新素材で、この素材で製造された製品は、水平リサイクルが可能な理想的な循環型の事業となっている。

月10トン以上の廃材を新たな素材に

大川では、木材の持つ強度や色合いなどが家具に向いているとして、世界の貴重な広葉樹を使用。その廃材をより有効的に活用するため3Dプリント技術に着目し、素材開発を開始。素材の製造では、井上企画で販売・加工している家具材の広葉樹(ウォールナット、ホワイトオーク)を使用し、その廃材を自社で粉砕し、ポリプロピレンと混ぜ、樹種別の木粉ペレット(WPC)製造。

大型3Dプリンタで人気家具を復刻

井上企画は、業務用家具メーカーであるアダルと共同で、90年代初頭に製造されたアダルを象徴するモデルを復刻する「リンクラウンジ2.0」プロジェクトに取り組み、大型3Dプリンター×木工技術の組み合わせを実現。

2023年4月26日から東京ビッグサイトで開催された「オルガテック東京2023」アダルブース(G-58)にて作品を展示。


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