3Dプリント技術で珊瑚礁を絶命から救う

3Dプリント技術で珊瑚礁を絶滅の危機から救うプロジェクト「Coralise」

ウェールズ出身のネイチャリストJessica Gregory(ジェシカ・グレゴリー)は、3Dプリント技術を利用し珊瑚礁を保護する「Coralise」プロジェクトを展開している。

世界で最も多様な生態系の一つでありながら、環境汚染や気候変動など、様々な理由により生態系に異常を来たしている珊瑚礁は、一部の研究では既に30%程度が失われているとされており、このままの状態で環境破壊が進めば、今後30年程度で消滅する可能性が有ると指摘されている。

このような状況を改善するためグレゴリーは、海洋保護活動家等と協力しCoraliseプロジェクトを展開。3Dプリント技術を用いて珊瑚礁の絶滅リスクを軽減しようとしている。


自然の表面パターンを参考に3Dプリントされるベース素材

3Dプリント製の珊瑚ベースは、天然サンゴを模倣した炭酸カルシウムから成るセラミック素材で生成されており、珊瑚の幼生の定着に最適な形状を有している。


成長する珊瑚の幼生

グレゴリーは、伝説的なフランスの海洋学者(故)ジャックイブ・クストー氏の孫ファビアン・クストーと協力し、Coraliseプロジェクトをカリブ海で実装する計画を準備している。


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