- 2016-2-16
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ほぼ全てのパーツを3Dプリント造形可能なトゥールビヨン時計データを使って実機検証
エンジニアであり、3Dプリントコミュニティ「Thingiverse」ユーザーでもあるクリストフ・ライマー氏は、デスクトップタイプのコンシューマー3Dプリンターで造形可能な、精密なトゥールビヨン時計の3Dプリント用データと組み立て方法(動画)を公開した。
この時計は、一部(シャフトや固定用のネジ数個)を除く50点以上の部品を3Dプリンターで製作可能で、小さなワッシャーや歯車など一定の精度が必要な部品も、3Dプリント可能なサイズにまとめられています。
同氏はこの精密で複雑な構造を持つトゥールビヨンを、Autodesk Fusion 360を使って製作。完成した3DデータはAutodeskの3DプリンティングハブとThingiverseで公開しており、誰でも自由に利用することが可能となっている。
id.artsでもデータをダウンロードし、検証のためデスクトップタイプ3Dプリンター『Moment s』を使って造形してみました。
Moment sで造形したパーツ類
見本として公開されている造形物は「Ultimaker 2」にPETGフィラメント(ケース外装廻り)と、PLAフィラメント(外装以外すべて)を用いてプリントしていますが、今回はほぼ全ての部品を3DFS(3Dプリンタ用フィラメント専門ショップ)でも人気上位のフィラメントPolymakerの『PolyPlus PLA(各色)』を使って造形してみました。
※一番大きなバネは「Moment s」の造形エリアを超えているため、他の3Dプリンタで造形しています。
手の平に乗るような小さな歯車や細いバネも、キレイに造形できました(レイヤーピッチ0.1mm)。
この後、公開されている情報を元に幾つかの金属パーツを揃え、組み立てを実行する予定です。組み立て完成後の様子は、後日改めて公開いたします。
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