Star Wars Episode VIIのダースベイダーマスクを3Dプリント

StarWars Episode7最新トレーラーに登場した朽ち果てたダースベイダーマスクを小型光造形機で3Dプリント

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2015年クリスマス(2015年12月18日)、日米同時公開を予定しているディズニー最新作『スターウォーズ・エピソード7 ~フォースの覚醒~』(監督 J・J・エイブラムス)。
つい先日公開された特報予告編第2弾で、最後に登場したチューバッカとハン・ソロを観て興奮したファンも多かったでしょう(筆者もその一人)。
そんな同予告編の冒頭に登場する朽ち果てたダースベイダーマスク。これがどういった背景を元に設定された物か詳細は分かりませんが、この朽ち果てたダースベイダーマスクを、ZBrushでモデリングし、3Dプリント用ファイルとしてMyMiniFactoryから無償公開しているファンがいます。

Melted Darth Vader mask from Star Wars Episode 7』と題して公開されているデータ。早速ダウンロードして、3Dプリントしてみました。
今回、数種類のデスクトップタイプ3Dプリンターで造形してみたのですが、一番精度良く仕上がったRoland DGのデスクトップ型光造形機monoFabシリーズ「ARM-10」による造形作品をアップいたしました。

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塗装仕上げ前、サーフェイサーを噴いただけの状態

ARM-10で造形

樹脂槽洗浄前、トレイに残っていたレジンを消費するため、同データをやや小ぶりにスケーリングして造形。オリジナルデータは完全ソリッドな状態だったため、消費材料と重量軽減のため、内部をくり抜き処理。くり抜いた穴に合わせ、レジンの液溜まりが起きないように角度を調整。
また同時に、極力細部のディテールに干渉しない部位へサポートを設置(専用ソフトから簡単に設定可能)し、造形をスタート。0.15mmピッチで約4時間程で完成しました。
こういった処理は、同じ方式のデスクトップ型光造形機(Form1+やXYZノーベル等)でも必要な工程になると思います。

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造形直後の状態

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造形後、洗浄と紫外線硬化処理を実施

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ちょっと雰囲気を出すため、写真の色味を調整(^^;)

今回公開されたデータは細部のディテール等が今一つなため、仕上げ加工や塗装を行う前に、一度ZBrushでブラッシュアップモデリングを実施してみようと思います。

MyMiniFactoryは、プロのデザイナーや3Dユーザーなども作品を公開しているコミュニティサイト。無償公開されているデータは、ユーザー登録すれば誰でも自由にダウンロードができます。権利関係については思いきりNGな感じですが、こういったファンの行動が同作品を盛り上げている一面もあるため、微妙なところですね。

 

あの祖父の血を引く新たなダークヒーロー?

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そして、この溶けたダースベイダーマスクを手にしているキャラクターとして噂されているのが、ハン・ソロとレイアの間に生まれた「カイロ・レン」。善良な母とは対照的に、凶悪な性格のカイロ・レンは、祖父ダースベイダーのような強大なパワーに憧れ、やがてシスに堕ちてしまう?
という噂のようですが、本当のところは劇場版公開まで楽しみにしておきます。

 

新エピソードを観る前に、旧作を観て復習しないとですね。


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