環境に配慮した3Dプリントタイヤ

Goodyearは環境に優しい3Dプリントコンセプトタイヤを発表

2016年夏、球体型3Dプリントコンセプトタイヤ「Eagle 360」を発表した米国タイヤメーカーGoodyear(Goodyear Tire&Rubber Company)は、2018年3月6日からスイス・ジュネーブで開催されている世界5大モーターショーのひとつ、ジュネーブ国際モーターショー 2018の会場で、新しい3Dプリントタイヤのコンセプトモデルを発表した。

「Oxygene」と呼ばれるこの3Dプリントタイヤは、大気汚染などの環境問題に対応した究極のエコシステムを搭載。

リサイクルゴムパウダーから生成された軽量の3Dプリント製エアレスタイヤで、優れた耐久性と衝撃吸収性能をゆうしている。3Dプリントタイヤのサイドウォールには、生きた苔が植えられており、大気中から二酸化炭素を吸収し、酸素を放出する機能を備えている。


タイヤ内の苔が二酸化炭素を吸収し酸素を放出する

同社によれば、250万台の自動車がOxygeneタイヤを装着し都市を走行した場合、4000トン以上の二酸化炭素を吸収し、年間3000トンの酸素を放出する事が出来ると言う。

また、特徴的なトレッドパターンを採用するOxygeneは、路面から水を吸い上げ、サイドウォールに埋め込まれた苔の成長に必要な水分を自ら補給する。

タイヤ内の苔は、光合成プロセスを経て発電し、Oxygene内に組み込まれたセンサー、警告LEDライトストリップ、人工知能処理ユニットなどの電子機器に電力を供給し、V2V(Vehicle-to-Vehicle/車間通信)、V2I(Vehicle-to-roadside-Infrastructure/路車間通信)、LiFi(LEDを使用した光無線通信技術)などの通信技術を利用し、車両間やインフラストラクチャーとの間のデータ交換を行う「スマートモビリティ管理システム」を提供する。

2050年までに世界人口の3分の2以上が都市に住むことが予想されており、都市環境における交通ネットワークの需要は大幅に増加するため、よりスマートで環境に優しいインフラと交通手段の開発は、都市の交通インフラにとって最も重要な課題となっている。Goodyearは、都市の交通インフラを改善するため、より安全であり、材料の無駄やエネルギー損失を減らし環境に配慮したタイヤを製造することを目的とした、独自コンセプトの3Dプリントタイヤの研究開発を続けている。


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