二つのオブジェクトから3Dプリントパーツを自動生成

物理的な二つのオブジェクトから3Dプリントコネクタパーツを自動生成するAutoConnect

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Disney Researchから発表された新たな技術『AutoConnect』は、3Dスキャナから抽出したデータやネット上からダウンロードしたデータなど、取り込んだ二つのオブジェクトに対し、それらを接続するための最適な3Dプリントコネクタを自動生成するという技術です。

ワークフローはとてもシンプルで、コネクタを設置するターゲットオブジェクトと、コネクタに接続するオブジェクトを指定し「Connect」ボタンをクリックするだけで、ソフト側が最適なコネクタ形状の候補デザインを自動生成します。

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更に、自動生成されるデータに対してホールドする物体のサイズや重さなどの情報を加味したパラメーター調整も可能となっており、ユーザーの目的に応じてカスタマイズされたコネクタパーツが簡単に自動生成されます。
生成されたパーツは、ホールドされるオブジェクト(物理的なオブジェクト)の使用方法によって、固定や取り外しの有無なども任意に調整が可能。

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この技術を利用することで、3Dモデリングに不慣れな人にも簡単に高精度な実用部品データ(3Dプリント用データ)などを生成することができるようになります。

毎回革新的な技術で驚かせてくれるDisney Researchですが、このAutoConnect技術も、先日お伝えしたAutodesk Research『Project Dreamcatcher』のように、クラウド上(ビッグデータ)から入手可能な情報を活用することで、全く3Dに関する知識が無い方でも、簡単に必要パーツを生成することができるようになるかもしれません。
今後の更なる技術発展に期待したいところです!

Disney Researchは、11月2日より神戸で開催される「SIGGRAPH ASIA 2015」で、AutoConnectに関するカンファレンスを実施する予定。
同研究に関する論文はこちらからダウンロードすることが可能です。

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