複数キャプチャ画像から生成する超リアルな眼球データ

ディズニーリサーチの新しい技術は、キャプチャした画像から超高精細な眼球3Dモデルデータを生成

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2014年夏に「ディズニーが開発した3Dヘアキャプチャ技術が凄すぎ!」という記事をご紹介し、当サイトでも大変な反響のあったディズニーリサーチの研究ですが。今回ご紹介するのは、先のSIGGRAPH ASIA 2014でも紹介されたディズニーリサーチの新技術「High-Quality Capture of Eyes

ディズニーリサーチとスイス連邦工科大学による研究チームによる同技術は、6台のカメラ(研究時はCanon 650Dを使用)と輝度の異なるLEDを虹彩に集中させ、光に応答する虹彩のリアルな変化をシミュレートできる眼球を生成する技術。従来の眼球モデルのような単純化されたガラス球形状とは異なり、表面から虹彩内部に至るまで、キャプチャ画像から抽出した情報を元にリアルに再現。

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メッシュ化された眼は、強膜、角膜、虹彩に分割され、各々に必要な情報を有してリアルな眼球として生成される。公開されている映像でも確認できる通り、光に反応して変化する瞳孔の様子などがとてもリアルにシミュレートされています。

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虹彩には細部にまで細かな凹凸も再現されており、スペキュラーや各種マップを重ねることで、更にリアルさの追求が可能。

眼球は、個人を特定する重要要素の一つであり、フォトリアルな眼の再現は、人物CG製作などにも欠かせない技術と言えます。映画製作などの映像分野では、俳優をフォトリアルにスキャンし、CG化することなどは珍しくない手法用となってきましたが、こういった技術が極まることで、CGと現実との境はより狭まることになりそうです。
また、先に紹介した「Capturing and Stylizing Hair for 3D Fabrication」同様、今回ディズニーとの研究チームが開発したこの「High-Quality Capture of Eyes」が進化を遂げ、新しい 3Dプリンティング技術や新材料などの研究が進むと、医療分野をはじめ、従来の常識では思いつかなかったような世界への展開があるのかもしれませんね。

 

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同記事は、公開された資料の一部を簡略化した物です。原文論文はこちらから確認することが可能です。掲載内容に誤り等あれば、ご指摘ください。

虹彩(アイリス)とは、脊椎動物及び軟体動物頭足類の目において、角膜と水晶体の間にある薄い膜。瞳孔の大きさを調節して網膜に入る光の量を調節する役割を持つ。カメラの絞りに相当する。(Wikiより引用)

 

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