- 2024-4-4
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Wohlers Associatesは最新のレポートで2023年の3Dプリンタ市場が11.1%成長と発表
3Dプリンティングおよび積層造形業界を専門とする市場調査会社 Wohlers Associates は、最新のレポート「Wohlers Report 2024」にて、アディティブ・マニュファクチャリング(3Dプリンタ)市場がこの1年で大きく成長し、2023年には約3,793台の金属3Dプリントシステムが出荷され、2022年の3,049台から増加。金属部品の生産が24.4%の伸びを示したことを発表した。
Wohlers Associatesがまとめた数字によると、産業用3Dプリンティングのポジティブな傾向が続いており、全体の売上高の伸びは初めて200億ドルを超え、前年比11.1%増の200億3500万ドル(約3兆393億円)に達した。
2022年と2023年の3Dプリンティング業界の総収入と金属システムの出荷台数の伸び
本レポートでは、航空宇宙、防衛、医療技術、エネルギーなどの分野に焦点を当て、今後の成長に影響を与える新しい材料フロンティア、資格プロセス、業界標準について掘り下げている。アナリストはまた、機械の精度を高め、後処理を改善することで、AMソリューションが向上すると予想。AM製造が従来の製造よりも収益性が高くなるコストのしきい値は、数千個から数十万個、あるいは数百万個へと大きく変化する可能性が高いと説明。
2023年の売上高と金属部品の生産量の伸び率(前年比)
アナリストチーム責任者であるテリー・ウォーラーズ氏は「このレポートでは、投資家、政府、ユーザー企業が業界の今後の成長見通しを理解することに関心を高めていることを強調しています。新しいアプリケーションの開拓と、3Dプリンタで製造される最終製品に対する需要の高まりは、極めて重要な要素です。これらの目標を達成するには、システムの速度を向上させ、単価をさらに削減することが不可欠です」と語っている。
本レポートは、35カ国から100人以上の専門家が参加し、245のメーカー、サービスプロバイダー、材料メーカーからの膨大なデータに基づいており、AM業界に関する最も包括的な評価となっている。
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