1kgを最短4分未満で巻き替え、AMS運用や大容量フィラメント管理を効率化
中国の3Dプリンター関連機器メーカー Mintion は、フィラメントの巻き替え作業を効率化するため、電動リスプーラー「W1 Electric Filament Respooler」を発表した。1kgのフィラメントを最短4分未満で巻き替え、AMS利用時のスプール互換性や材料管理の悩みを手軽に解決する。

デスクトップ3Dプリンターの高性能化や多色造形システムの普及に伴い、近年はフィラメントそのものだけでなく「どのスプールに巻かれているか」も重要になっている。特にBambu LabのAMSのようにスプールを装置内部で回転させるシステムでは、紙製スプールや幅・外径の異なるサードパーティ製品、変形したスプールなどが安定して回転しない場合がある。W1は、こうしたフィラメントをBambu Labの再利用可能なスプールなどへ移し替える作業を電動化する装置である。

使い方は比較的シンプルで、元となるスプールと巻き取り側のスプールをセットし、フィラメントを固定して作動させる。モーターや駆動機構、速度制御などは組み立て済みで、従来のDIY式リスプーラーのように複数の部品を3Dプリンターで造形したり、ベアリングやギアを用意して組み立てたりする必要がない。

本モデルの大きな特徴が、リニアレールを利用したフィラメントガイドで、巻き取り位置を左右に移動させながらフィラメントをスプール全体へ分散し、偏った巻き付けを抑える仕組みだ。

動作速度はSilent、Normal、Turboの3モードから選択でき、MintionのテストではTurboモード使用時に1kgのフィラメントを4分未満で巻き替えられたとしている。ただし、実際の時間は材料やスプールの状態によって変化する。

さらに最大3kgの大型スプールにも対応し、業務用などで購入した大容量フィラメントを複数の1kgスプールへ小分けする用途にも活用できる。外周が割れたり変形したスプールからフィラメントを救済する用途も想定されており、使いかけの材料を廃棄せず再利用しやすくなる点も特徴だ。一方で完全自動機ではなく、スプールのセットやフィラメント固定、運転中の確認、停止操作などはユーザーが行う必要があり、絡まったフィラメントを自動で解く機能も搭載されていない。
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