- 2026-10-21
- 3Dプリンタ・各種加工機, 最新情報
- DLP, Kickstarter, SLA, UniFormation, レジン, 光造形
造形・洗浄・乾燥を一体化、レジン3Dプリンターの面倒な後処理を自動化するUniFormation S10
高精度なレジン3Dプリンターを開発・販売する UniFormation は、3Dプリント後の洗浄や乾燥といった面倒な後処理作業を軽減するため、造形・洗浄・乾燥を一台で完結する新型レジン3Dプリンター「UniFormation S10」のKickstarterキャンペーンを開始した。

一般的な光造形方式のレジン3Dプリンターでは、造形後に面倒な後処理作業が発生する。ビルドプレートから垂れる未硬化レジンを処理し、造形物を洗浄液で洗い、乾燥させ、最後にUV光で二次硬化する必要があるが、S10は、このうち「造形・洗浄・乾燥」を本体内部で連続して行う仕組みを採用した。
造形完了後、ビルドプレートを回転・傾斜させて余分なレジンをタンクへ戻し、そのまま内蔵の9L洗浄槽へ移動。2回の洗浄工程で表面に残った未硬化レジンを落とした後、35~45℃の温風で乾燥するため、利用者が濡れた造形物を別の洗浄機や乾燥設備へ運ぶ作業を大幅に減らせる。
ただし、サポート材の除去と最終のUV硬化は自動化されていないため、必要に応じて別売の硬化モジュールを使用する必要がある。

3Dプリンター本体は10.1インチの16KモノクロLCD(解像度 15,360×6,540ピクセル)を搭載。造形サイズは223.03×125.9×200mmで、フィギュアやミニチュアだけでなく、試作や小ロット部品にも対応する。また、Z軸にはC5級ボールねじを採用し、メーカー公称の繰り返し精度で±0.005mmを実現。
自動レジン供給、加熱、異物検知用の圧力センサー、遠隔監視用カメラなども備える。

複数台を運用する事業者向けには「S10 Fluid Hub」製品もラインアップ。最大3台のS10を接続し、粗洗浄と仕上げ洗浄で洗浄液を使い分けることで、IPAなどの溶剤を効率よく再利用できる設計だ。
従来はプリンター、洗浄機、乾燥・硬化設備を分けて設置するのが一般的だったが、S10は作業動線と設置スペースを一体化する方向へ踏み込んだ製品といえる。

Kickstarterキャンペーンは2026年10月22日に開始され、キャンペーン開始からわずか3時間で25万ドル(約3,900万円)を超える支援を集め、目標額HK$392,000(約784万円)を大幅に上回った。
S10単体のKickstarter Special価格は7,840香港ドル(約156,800円)。キャンペーンではこのほか、硬化モジュールやレジンをセットにしたStarter Bundle、Fluid Hubを組み合わせたBest Value Packなど複数の支援プランも用意されている。
出荷開始は2027年3~4月を予定しており、日本も発送対象地域に含まれる。
関連記事
3DP id.arts の最新投稿をお届けするニュースレターへの登録はこちら
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp








