3Dプリンタと伝統的技術で構築した茶室

3Dプリント技術と伝統的な木工継手技術を組み合わせた茶室「TSUGINOTE TEA HOUSE」

筑波大学大学院でデザイン学を専攻する建築家の厚見慶氏と、パリを拠点とする建築家ニコラ・プレオ(Nicholas Préaud)氏は、石川県金沢市にある金澤神社の境内に、900以上の3Dプリント製パネルで組み上げられた小さな茶室「TSUGINOTE TEA HOUSE」を完成させ、茶会を催した。

All images : Eiichi Yoshioka

デスクトップ型3Dプリンタと木質フィラメントを使用してプリントされた900以上の二重曲面部品から構成されたこの小さな茶室は、高さ約170cm、幅約190cm、長さ約190cmのドーム型の構造物で、釘やネジを使わない伝統的な建築部材の接合方法の一種である「継手・仕口」の技法を用いた特許取得済みのジョイントシステムを用いて組み上げられている。

3Dプリント技術と伝統的な木工継手技術を組み合わせた「TSUGINOTE TEA HOUSE」は、制約のないデザイン、建築のデジタル化、コスト削減を実現するだけでなく、専門知識がない人でも簡単に組み立てや解体が可能な建築システムであり、部材接合システムの簡素化は、独創的な日本型の3Dプリント建築への発展が期待されている。

また、木質素材を用いた3Dプリント建築は、環境に配慮した持続可能な建築物の実現に寄与し、林業の発展にもつながると考えられる。


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