3Dプリント植物肉が米国店頭へ

Steakholder Foodsが植物由来のステーキや魚を米国北東部で販売、食品3Dプリンターの商用化が次の段階へ

イスラエルのフードテック企業 Steakholder Foods は、植物由来肉「Perfecta」を米国北東部の小売店で発売した。「Perfecta」は、味や食感、肉らしい塊の再現を狙う製品で、食品用3Dプリンターを開発してきた同社が、研究開発から一般消費者向け市場へ踏み出した重要な一歩となる。

Perfectaの初期ラインアップは、植物由来のマーブルステーキ、フィレミニョン、チキンブレスト、サーモンパティ、白身魚パティで構成される。従来の代替肉は、ハンバーガーパティやミンチのように形を作りやすい製品が中心だったが、Perfectaは肉の繊維感や噛み応え、脂肪の筋に似たマーブリング表現まで再現し、「一枚肉を食べる感覚」に近づけることを狙っている。
米国内での流通は、ナチュラル・スペシャルティ食品の大手卸KeHE Distributorsが支援し、まず北東部で認知と試食機会を広げた後、需要に応じて他地域へ販売網を拡大する計画だ。

Steakholder Foodsの食品製造向け3Dプリンター「MX200」は、植物由来原料を層状に積み重ね、筋肉と脂肪に相当する異なる材料を組み合わせるFPL技術を採用し、最大420kg/時の生産能力を持ち、形だけでなく、材料の配置や繊維方向、食感まで設計対象にできる。

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