タイ初の2階建て3Dプリントビルが完成

タイ王国最大のセメント・建材会社SCG、タイ初の2階建て3Dプリントビルを建設

タイ王国および東南アジアで最大手かつ最古のセメント製造企業である Siam Cement Group(サイアム・セメント・グループ 以下 SCG)は、東南アジア諸国連合(ASEAN)初の2階建ての3Dプリント建築物(医療センター)を完成させた。
タイ王国・中部の県の一つであるサラブリーにあるこの医療センターは、延べ床面積345m²で、デンマークの建設用3Dプリンタメーカー COBOD の「BOD2」3Dコンクリートプリンタを使用して建設された。
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SCGは、タイにおけるCOBODの公式代理店として同社の建設プリント技術を提供しており、耐震設計を取り入れたこの建物は、3Dプリント技術を使用することで、従来の建築方法と比較して建設速度が向上し、必要な労働力が削減された。

3Dプリントされた医療センターで使用されたプリント用材料は、耐力壁と非耐力壁の3Dプリント壁にそれぞれ強度クラスがC75/80とC30/35の「SCG 3Dプリントモルタル」を使用ており、SCGセメント傘下のCPAC 3Dプリンティングソリューションとして、3Dプリンティング建設のベストプラクティスとスタンダードを作ることを目指している。さらに同社は、イノベーションとテクノロジーを通じて、建設業界がより持続可能でカーボンニュートラルなものになるよう支援するとしている。


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