Phrozenがフローズンジャパンを設立

2024-1-16
最新情報
3DPrinter, 3Dプリンター, iGUAZU, LCD, Phrozen, TCT JAPAN, 光造形

3DプリンタメーカーPhrozen、初の海外現地法人「フローズンジャパン株式会社」を設立

台湾に本拠を置く3Dプリンタメーカー Phrozen Tech Co.,Ltd.（以下 Phrozen）は、日本市場におけるPhrozenブランドの3Dプリンター及びその関連製品の販売・サポート活動を強化するため、同社初の海外現地法人となるフローズンジャパン株式会社（以下フローズンジャパン）を2023年11月15日に設立し、2024年1月から日本での業務を本格的に開始することを発表した。

日本法人設立の背景

Phrozenは2017年に初号機をクラウドファンディングキャンペーンで発売し、短期間で3Dプリンター製造の世界的リーダーの一つに成長した。3Dプリンターをもっと身近にし、誰もが簡単に使うことができる社会の実現を目指すビジョンのもと、Phrozenは一貫して高品質の3Dプリンターと豊富なマテリアル材料をリーズナブルな価格で提供しており、ユーザーは、3Dプリント愛好家、エンジニア、歯科、宝飾、学術関係者など多岐にわたる。
グローバル市場を開拓する中で、Phrozenは日本市場の潜在的可能性に注目。日本は多くのIP（キャラクター）ビジネス企業や製造業を擁する一方、米欧中に比べて3Dプリンターの活用が消極的な市場とされていた。しかし、テクノロジーの進化により、その状況は変化しつつある。フローズンジャパンは、各分野のニーズの多様性を理解し、顧客と緊密な関係を築くことで、最新テクノロジーに基づくソリューションを提案、日本市場における顧客サポートを強化する。

Phrozenは、国内の販売代理店とのパートナーシップを構築し、日本人スタッフを通じた実践的なサポートを提供する方針である。特にコーポレート市場向けには「Value Added Master Distributor」としてイグアスと提携し、販売パートナーの開拓を行う予定である。一方、コンシューマ・ホビー市場、デンタル市場向けは、既存の代理店との関係を中心に、販売・サポート活動を継続する。

Phrozen CEO Ray Wu からのメッセージ

「私たちは日本市場への新たな進出を大いに期待しています。弊社はグローバル市場における一定のブランド認知を既に確立していますが、日本のお客様を非常に重視しており、弊社では世界初となる海外現地法人を設立することで、販売前・販売後のサポートを通じて日本市場により良いサービスを提供し、最終的には3Dプリンティングの素晴らしさを多くの人々に啓蒙し、この技術をより身近なものにすることができると信じています。」

今後の予定

フローズンジャパンは、2024年1月31日から2月2日まで「TCT JAPAN 2024」にイグアスと共同出展し、日本での業務を本格的に開始。最新鋭のLCD光造形機やFFF機の新製品を展示する予定である。また、2月9日にはイグアス川崎本社内にPhrozen製品の専用ショールームを開設し、実機見学やベンチマーク造形の要望に応える計画である。
場所：TCT Japan 2024 東3ホール、小間番号3T-01 イグアスブース

3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら