ローカル·モーターズは世界初の市販3DプリントCARをリリース

ローカルモーターズが世界初の3Dプリント造形可能な市販車をリリース

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昨年9月、米国シカゴで開催された国際製造技術ショー(IMTS)会期中の6日間で3Dプリント電気自動車を完成させ大きな話題となったローカルモーターズは、2015年から2016年に掛けて、世界初となる市販車ベースの電気自動車をリリースすると発表した。
今回発表された2つの異なるボディタイプ「Swim」と「Sports」は、ローカル·モーターズ共創コミュニティメンバーであるケビン・ロー氏が手掛けたもの。

DDM(ダイレクト・デジタル・マニュファクチャリング)の先行事例として、先のDMS(設計製造ソリューション展)2015でも展示されたダイハツ「コペン」のように、ボディの一部の加飾パーツを造形するのではなく、メインフレーム以外のパーツを所有者が再設計することを可能としている車両となっている。3Dプリンタなどを利用し、モジュール式の個別パーツをスナップオンして構築可能な完全なカスタムボディ設計は、米国の自動車安全基準にも適合。

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オフロードイメージのSwim

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スポーツタイプのSport

ローカルモーターズは、低速電気自動車(LSEV)対応モデルを2015年度後半にリリースし、続く2016年第1四半期を目処に高速道路対応車両のリリースを予定している。
LSEVモデルや高速道路対応モデルは、今年11月にオープン予定の同社新工場(テネシー州)で製造される。
LSEV車の予定価格は18,000ドル。高速道路対応車両の価格(予想)は30,000ドルとされています。

また同社は、ミシガン大学(MのU)、アリゾナ州立大学(ASU)、ラスベガスでネバダ大学(UNLV)の3大学と締結し、各大学の研究機関に開発用車両を提供。3Dプリント車両や周辺環境の開発促進を計画しているそうです。すでにミシガン大学などは、自律走行車などの研究にも着目しており、企業と大学による様々な研究が進み、同分野の牽引役として業界全体に大きな影響を与えるようになるかもしれません。

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メインフレーム

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所有者自身で再設計可能な筐体

自動車において厳しい規制がある日本では、こういった車両の開発は難しいかもしれませんが、20年後30年後にはこういう車造りがごく当たり前になっているかもしれませんね。


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