高知県を3Dエンターテイメント市場の集積地へ

吉本3Dファクトリーが新会社設立、高知県に新たな3Dエンターテイメント市場を創出

3D造形の企画・設計・製造・販売を手掛ける吉本アートファクトリーは、最新鋭のフルカラー3Dプリンタを活用したフィギュアの製造・出力業務を行う新会社である吉本3Dファクトリーを設立。3D出力に特化した吉本3Dファクトリーと、3D造形の企画を得意とする吉本アートファクトリーとの協業により、高知県に新たな3Dエンターテイメント市場の創出を目指す。

近年、様々な分野で3Dプリンタが活用されており、中でもフルカラー3Dプリンタの技術は急速に進化し、着色が不要な3D造形が高精度で出力できるようになっている。しかしフルカラー3Dプリンタの運用にはノウハウが必要で、ニーズがあっても実際に出力できる環境が少ないのが実情となっている。そこで吉本3Dファクトリーは、フルカラー3Dプリンタと専門のオペレータを配置した、3Dプリンタ出力サービス事業を高知県で立ち上げた。

2022年8月 高知アニメてくテックで開催したワークショップ風景

高知信用金庫は、高知県、高知市、須崎市、南国市と連携して、産業デジタル化、クリエイター育成、働き方改革など、アニメの未来課題と高知のミライ課題を、クリエイティブとデジタルの力で解決する試みである「高知アニメクリエイター聖地プロジェクト」を展開。官民が連携して、アニメクリエイターの育成・発掘・交流を行い、高知ゆかりのアニメクリエイター人口が増えることによって、企業誘致、雇用創出、観光創出、の実現を目指している。

吉本アートファクトリーが制作した3Dモデル

吉本3Dファクトリーは、高知県における若者を中心としたアニメ産業を創出する構想に賛同し、高知県で事業を開始。高知のアニメーションコンテンツと連携することで、単なる3D出力サービスにとどまらず、新たな市場を創造するとともに、アニメーター、3Dモデラ―、3Dプリンターオペレータなど、3D技術を担う人材の育成を行い、 3Dエンターテイメント市場の集積地として高知県に新たな雇用を創出することを目標としている。


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