世界初デスクトップ型フルカラー3D・UVプリンター

フルカラー3DプリントとUV印刷を1台に統合した次世代卓上機「HeyGears G1X」

中国・広東省広州市に本社を置く3Dプリンターメーカー HeyGears は、塗装に頼らず色・質感・立体感を再現できる卓上型フルカラー3D・UVプリンター「G1X」を発表した。

これまでのフルカラー造形は、高価な産業用設備や複数の工程を必要とするケースが一般的だったが、G1Xは、フルカラー3Dプリント、3Dテクスチャ表現、2次元UVプリントを1台に統合し、造形からカラー表現までをシームレスに行える点が最大の特長である。

3Dプリントモードでは、CMYK、白インク、水溶性サポート、透明材料を組み合わせ、色付きの立体物を層ごとに作り上げる。表面だけでなく内部にも色を持たせることができるため、フィギュア、模型、デザイン試作、販促品などを塗装なしで完成品に近い状態まで仕上げられる。また、最大150mmまでの深いレリーフ表現にも対応し、平面的な印刷では再現しにくい奥行きのある造形が可能となる。

UVプリントモードでは、最大1440×2400DPIの高解像度出力に対応し、金属、アクリル、木材、革、セラミックなど400種類以上の素材表面に直接プリントできる。さらに最大5mmの盛り上がりを持つ3Dテクスチャにも対応し、革の質感、木彫りの凹凸、絵筆のタッチ、点字のような触覚表現まで再現できる。
品質面では、Epson I3200産業用プリントヘッドを採用し、安定したインク吐出と高速出力を実現。HeyGearsによると、UVプリント速度は単一F1080(XP600)ヘッド搭載の卓上UVプリンターと比較して最大3倍高速で、独自のRIPアルゴリズムにより1,000万色以上の色表現や滑らかなグラデーションにも対応する。

また、操作面では、HeyVerse AIやBlueprint Studioを活用し、テキストや画像から高精細な3Dモデルを生成したり、2D画像を立体的なテクスチャへ変換したりできる。ラインスキャン画像認識による自動キャリブレーション機能も備え、対象物の位置や形状、エッジを読み取り、デザインを正確に配置できる。これにより、3Dモデリングの専門知識がないユーザーでも、短時間で造形データを準備しやすくなる。

HeyGearsは、近日中にKickstarterでG1Xのローンチを予定としており、早期予約枠も案内している。医療、歯科、リハビリテーション、コンシューマー分野でデジタル製造技術を展開してきた同社にとって、G1Xは3Dプリント技術をより広いクリエイティブ領域へ届けるための新たな提案である。


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