未来の自動運転車への適用を想定したGoodyearの3DプリントコンセプトタイヤEagle 360
米国のタイヤメーカー大手Goodyearは、未来の自立走行車を想定したコンセプトデザインタイヤ「Eagle 360」を発表した。
完全な球体形状となるコンセプトタイヤ「Eagle 360」は、3Dプリント技術によってデザイン成形される球体型タイヤで、内部には車体を浮かせるための磁気装置を装備している。
3Dプリンティングされたこの球体タイヤには、あらゆる路面状況に対応する複合素材とパターンがデザインされており、ドライ&ウエット両条件下で最適な走行性能を発揮することができる。
スポンジライクな素材が水分を吸収→排水し、最適なグリップを実現
車体は磁力によって浮いた状態となるため、路面から伝わる振動やノイズを軽減し、360℃全方向に回転することができる。
磁気浮上する車体
車体に装備されるセンサーが路面状況をモニタし、走行条件に応じて瞬時に最適な回転方向を検出。車体や搭乗者にストレスを与えることなく快適な走行性能を発揮する。
タイヤのパターン成形に3Dプリント技術を用いることで、砂漠や雪道などの環境に準じた最適なカスタマイズパターンを1車両単位で生成することもできるようになる。
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