ドバイ、3Dプリンタによる個人住宅の建設を開始

ドバイ政府初、3Dプリンタによる個人向け住宅の建設を開始

ドバイ市は、3Dプリンティング技術で建設される個人所有の別荘建設の許可を初めて発行した。このプロジェクトは、ドバイ3Dプリンティング戦略2030で示されたドバイの長期ビジョンに沿ったもので、2030年までに首長国内で3Dプリンタで造られた建物を最低25%組み込むことを目標としている。

アル・アウィール1地区で建設を開始したこの構造物は高さ4mで、地元産のコンクリートを使用して1回のプリントで建設される予定で、2023年10月までの完成を目指している。

ドバイ市建築物規制・許可局最高経営責任者はこのプロジェクトに関して「ドバイ市は、3Dプリンティング技術で建設された民間住宅の建設許可を首長国で初めて発行しました。このプロジェクトは、請負業者、エンジニア、投資家、不動産開発業者が建築業務にテクノロジーを導入し、利用することを奨励することを目的としています。ドバイ市はさらに、ドバイ3Dプリンティング戦略および首長国の建設工事における3Dプリンティングの使用を規制する2021年政令第24号に沿って、建築・建設におけるこの革新的な技術の使用を監視・管理するための支援と施設を提供しています」と述べている。

2019年に完成した世界最大(当時)の2階建て3Dプリント施設

世界初となる3Dプリンタで造られたオフィスを手掛けたドバイは、建設3Dプリンティングにおいて業界をリードしてきたが、一般的なドバイの建設業界は、待遇の悪い移民労働者に大きく依存しており、過去にはその待遇面の問題から大きなトラブルを経験している。ドバイにとって建設現場における3Dプリント技術の活用は、労働環境における潜在的な対立を緩和する手段として期待されている。

2016年に完成した世界初の3Dプリントオフィス

また、建設コストの削減だけでなく、サプライチェーンの簡素化と工期の短縮を実現する3Dプリント技術は、持続可能な素材やリサイクル素材を活用することで、建設廃棄物を最小限に抑え、環境保全にも貢献できるとしている。


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