DMGと野村総研が製造業のデジタル化を推進

DMG森精機と野村総合研究所が製造業のデジタル化を推進する新会社「テクニウム」を設立

日系四大工作機械メーカーの1つであり最大手の工作機械製造会社「DMG森精機」は、野村総合研究所と共同で、デジタル技術を用いて、工場等における生産設備の高度な活用を支援するシステム・サービスを専門に提供する新会社「TECHNIUM(テクニウム株式会社/出資比率:DMG森精機 66.6%、野村総合研究所 33.4%)」を設立。2018年6月よりサービスの提供を開始する。

工作機械においては、従来からNCと組込ソフトウェアが欠かせないが、近年デジタル化の波はその勢いを増しており、製造業におけるサービスの提供形態や、ユーザーとの関わり方における可能性が無限大に広がる変革期を迎えており、AIやIoTなど関連技術の重要性が一段と高まっている。こうした状況を背景に、機械・加工・ソフトウェアに関して高度な技術をもつDMG森精機と、コンサルティングと信頼性の高いITを掛け合わせることにより先進的なサービス・仕組みの企画開発・運用を行うNRIは、両社のノウハウを融合させた新たなサービスを通じ、製造業のより高い生産性を実現することを目的として、テクニウムを設立。

テクニウムは、ユーザーの利便性向上の為、会員制Webサイトを用いて、顧客ごとに生産設備、人的リソース、加工ノウハウ等、様々な情報の一元管理を実現。また、最先端のソフトウェアや機械を高度に活用する為のトレーニングを、ユーザーの設備や担当者一人一人の経験に応じて提供。さらに、DMG森精機の加工技術を集積したデータベースを用いて、最適な加工プログラム作成を実現。これらを通して、ユーザーの「機械の高度活用」をサポートする。


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