シャネルが3Dバイオプリントスキンを開発

シャネルはスキンケアプロジェクト強化のため、3Dバイオプリントスキンを開発

フランスを代表するファッションブランド CHANEL(シャネル)は、最新のイノベーションとして、皮膚や脂肪組織の高度な3Dエンジニアリングを専門とするフランスのバイオベンチャー企業 Labskin Creations(ラボスキン・クリエーションズ)と共同で、色素斑を持つ人間の皮膚を3Dバイオプリントで再現したことを発表した。

シャネルは既に3Dプリンタを使ってマスカラブラシを制作しているが、細胞培養と3Dバイオプリンティング技術の組み合わせによるこのプロジェクトの目的は、より効果的なスキンケア製品を製造するため、皮膚の欠陥メカニズムをより詳細に評価することにあるという。
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この3Dバイオプリンティングスキンを制作するにあたりラボスキン・クリエーションズは、メラノサイト(色素細胞やメラニン細胞と呼ばれるメラニンという色素を生成する細胞)を含むバイオインクを使用して皮膚モデルを生成している。メラノサイトは、色素であるメラニンを合成することで皮膚の色素沈着を引き起こす細胞で、色素斑は成熟期を経て徐々に出現する。シャネルは「このユニークなモデルは、マイクロ環境下にある人の細胞から考案されたもので、皮膚の色素異常と関連する生物学的メカニズムを探求し、よりよく理解することができ、予防・修正剤の効果を評価し、最も効果のあるものを選択することができます」と述べている。

3Dバイオプリントスキンは、ラボスキン・クリエーションズの研究所から提供されるもので、シャネルはこの技術を使用して、より複雑で精密な人体組織を利用した研究が可能となった。同社によれば、従来の技術では皮膚の表皮しか再現できなかったが、ラボスキン・クリエーションズの技術は、表皮と皮下組織の間にある真皮も再現できる。また、ラボスキンクリエーションズのバイオプリント技術は、従来の手法で45日かかるところをわずか21日で皮膚を育てることができるため、シャネルはより詳細な3Dバイオプリントスキンを短期間で入手することができるようになる。


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