- 2016-3-2
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従来の25-100倍の高速3Dプリント可能なCarbon3Dは4つのサービスビューローでサービスプログラムを開始予定
約1年程前、2015年春に当サイトでお伝えし大変大きな話題(当時の記事はこちら)となった超高速3Dプリンタ『Carbon3D』
革新的な造形技術「CLIP(Carbon3D’s layerless continuous liquid interface production)」テクノロジーにより、従来の光造形(SLA)技術の25倍~100倍の高速化と高精度化を実現。
次世代の造形技術として注目を集める同社は、グーグルベンチャーズの他、Autodesk、セコイア・キャピタル、シルバーレイク・クラフトワーク、ノースゲート・キャピタル、ライネット・インベストメント、個人投資家などから累計$141million(1億4000万ドル)以上の資金調達を行い、更なる進化を続けています。
一般企業(個人)への普及はまだ先のこととなりそうですが、同社はこの度4つのサービスビューロー(CIDEAS、Sculpteo、The Technology House、WestStar Precision)とパートナー契約を締結し、Carbon3Dをベースとしたサービスプログラムを展開する計画を発表しました。
現在利用可能な造形エリアは「81.28mm×144.78mm×304.8mm(3.2 “×5.7″×12 “)」、耐熱素材やフレキシブル素材など複数の材料に対応予定。
※CLIPテクノロジーに関する詳細はこちらの記事をご参照ください。
射出成型品なみの品質を実現?
現在具体的なサービス内容は各社準備中で、受付はメールオーダーによるパイロットプログラムの参加を促しています。
材料研究も含め期待値の大きな同社の技術は、航空宇宙・医療・自動車・家電など様々な産業用途はもちろん、エンターテインメントなど分野を問わず、市場を拡大する可能性を秘めているかもしれません。
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