- 2016-8-9
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BMWは故エルヴィス・プレスリーの愛車『BMW 507』復元のため3Dプリント技術を活用
BMWグループは、ボロボロの状態で発見された故エルヴィス・プレスリーの愛車『BMW 507(車台番号70079)』を復元するため、3Dプリント技術を活用し見事にレストア。
BMWグループ(クラシックカー部門)は、1958年に納車されたBMW507を忠実に再現するため、オリジナルと同様昔ながらの塗布方法で車体塗装を実施。
更に、新旧パーツを組み合わせた3.2リッター/最高出力150hpのV8エンジンを復活させた。
欠損し、復元が難しいウィンドウワイパー、ドライブハンドル、ドアハンドルなどの樹脂製パーツの再現には、3Dプリンターを利用。3Dプリント出力された造形物を仕上げ加工し、当時と同じ状態のパーツを見事に再現しました。
放置されていた時の507
ボロボロだった内装部品も3Dプリント技術で見事にレストア
この『BMW 507』は、2016年8月21日から米国カリフォルニア州で開催される「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」で公開される。
BMWは、HP(ヒューレット・パッカード社)と提携し、次世代型『HP Jet Fusion 3D Printing Solution』をベースとした新しい3Dプリンティングシステムを使用し、実車部品(カスタマイズ部品等)の製造や同分野の技術開発に着手しています。
今後この3Dプリントシステムが確立されていくと、DDM用途以外として今回の様な事例も増えていくかもしれませんね。
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