- 2015-3-15
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ハード・ソフト・そして材料までもオープンソース化するAutodeskのEmber & Sparkテクノロジ
リリース当初から情報をお伝えし続けているAutodeskのオープンプラットフォーム『Spark』テクノロジーは、3Dプリンタ界のAndroidやArduino的な位置づけのオープンプラットフォーム。このSparkテクノロジーをベースとしたAutodesk独自のSLA(DLP)方式3DプリンターEmberが一般発売を開始したことについては、つい先日の記事でもお伝えしたばかりですが。この度オートデスクは、このEmber用の樹脂材料までもオープンソース化を実施しました。
Emberによる造形サンプル
48回の試作を行ったことから名づけられた「PR48」(極性樹脂ナンバー48)樹脂材料は、CCライセンスにて情報が公開されており、より多くの技術者によって、最適な改良を加えられることが望まれている。
Ember標準のクリアプロトタイプレジン
- 光開始剤:Esstech TPO +(2,4,6-トリメチルベンゾイル – ジフェニル – ホスフィンオキシド)0.400%
- 反応性希釈剤:1122 19.888%ラーンGENOMER
- UV遮断剤:Mayzo OB +(2,2 ‘ – (2,5-チオフェンジイル)ビス(5-tert-ブチル – ブチルベンゾ))0.160%
- オリゴマー:Allnexエベクリル8210 39.776%サートマーSRは494 39.776%
3Dプリンタ普及のキッカケの一つとなったRepRapのようにオープンソース化を推進し続けるAutodesk社。ハード、ソフト、そして材料に至るまで、あらやる環境をオープンソース化することで、Sparkテクノロジーをベースとした幅広い環境構築を展開。オープンソース化によって生まれる弊害があるのは否めない点ですが、この取組によって、大きな技術進歩のキッカケとなることに期待したいですね。
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