- 2015-4-11
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オートデスクはスパーク投資ファンドを経由しCarbon3Dのプリント技術に1000万ドルを投資!
2015年3月にお伝えした『従来の25-100倍の速度を実現した革新的光造形技術が登場』にて、当サイトでも大変おおきな反響のあったCarbon3Dの超高速3Dプリント技術「CLIPテクノロジ」。
その後複数の類似技術についてもお伝えしてきましたが、この度、3D業界最大手であるAutodesk社が、Spark投資ファンドを経由し、Carbon3Dに対して1,000万ドルの投資を行うと発表がありました。
Autodeskと言えば、これまでに繰り返しお伝えしてきたSparkテクノロジをベースとした3Dプリント技術の普及に取り組んでいますが、同社は昨年、1億ドル規模の投資ファンド「スパーク投資基金」を立ち上げ、優れた技術に対して投資を行っています。
Sparkテクノロジの普及を目指すAutodeskにとっても、Carbon3DのCLIP技術に対する投資は当然の流れかもしれませんね。
Carbon3Dについての詳細はこちらをご覧ください。
従来のレイヤー積層:一層毎に硬化を繰り返す
CLIPテクノロジ:透過台上にある樹脂層内に薄い未硬化樹脂層(デッドゾーン)通して酸素フラックスを制御。これにより光硬化樹脂をミクロン単位でコントロール
以前お伝えした記事にも記した通り、この技術がどういった形で量産技術に反映されるかは、まだまだ未知なる部分と言えます。積層後の二次硬化処理による影響度合いや、同技術に適応した様々な材料が登場しなければ、単に従来の光造形が高速化しただけに留まってしまうかもしれません。しかし、同技術が大きな可能性を秘めているのは事実であり、今後Autodesk以外にも巨額の投資を呼び込むかもしれません。
元々は日本から生まれた光造形技術。本来であれば、こういった技術の多くも日本から生まれてきて欲しかったですね。
Carbon3DのCLIP技術解説アニメーション
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