3Dプリンティングソフトウェア収益、2031年までに62億ドルに到達
アディティブ・マニュファクチャリング(AM)専門の大手市場調査会社 SmarTech Analysis(以下 SmarTech)は、最新レポート「Opportunities in Additive Manufacturing Software Markets 2023」において、3Dプリンティングソフトウェアの収益が今年の12億ドル(約1,625億円)から2031年には62億ドル(約8,395億円)にまで拡大すると予測。
SmarTechは、ソフトウェア分野は過去2年間で3Dプリンタと同様のペースで進化しており、今後は以前の予測よりもさらに急速に成長することを示唆。これは、AMソフトウェアのワークフローにおける様々な部分が、完全なエンドツーエンドのプラットフォームとして連携していることが大きな要因であり、これまで以上に業界の長期的な成功に繋がるとしている。
COVIDパンデミックやウクライナ戦争などによるサプライチェーンの混乱や資源不足は、製造を再ローカル化するキッカケとなった。リソース不足はすべての業界に影響を与えるため、ソフトウェアを使用して可能な限り自動化することで、これらの業界がリソースを消費する労働者に頼る必要がなくなる。例えば、デザインエンジニアに代わってジェネレーティブデザインを行ったり、生産の最終段階であるQA(Quality Assurance)をソフトウェアで行うなど、製造業におけるワークフローでは、ソフトウェアがその合理化の鍵を握っている。もちろんこれらのすべてのステップにはハードウェアも不可欠であり、その過程で強力なソフトウェアによって強化されるとしている。
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