マクドナルド、3Dプリント技術活用照明を導入

マクドナルド、3Dプリント技術を活用した新照明デザインを導入

世界的ファストフードチェーンのマクドナルド(McDonald’s)は、電気機器関連メーカー大手 Philips の新部門で、3Dプリント照明ソリューションの世界的リーダーである Philips MyCreation(以下 フィリップス)と協力し、革新的な3Dプリント技術を用いた照明デザインを展開することを発表した。

マクドナルドが用いた新しい照明デザインは、従来の製造方法では実現が困難な半球状の構造を持つペンダントライトで、表面にはエンボス加工されたパターンが施されている。
わずか3ヶ月で承認されたこの3Dプリント照明は、デザイン面だけでなく、マクドナルドの持続可能性目標にも合致している。フィリップスは、少なくとも55%のリサイクル素材または質量均衡型バイオサーキュラープラスチックを使用しており、オンデマンド生産により在庫管理の効率化も実現している。

マクドナルドは、アルゼンチン、日本、アラスカ、オーストラリアなど、世界100カ国以上の店舗にこの新しい照明ソリューションを導入することを計画している。

マクドナルドのグローバルデザイン統括シニアディレクターであるマーク・ポチャート氏は「この照明は素晴らしいデザインでベルベットのように輝いています。フィリップスとの協力は、私たちにとって大きな学びとなりました。今後、新しいデザインが必要な際には、フィリップスが最初の相談先になるでしょう」と述べている。

フィリップスは、この他にも、2024年のミラノデザインウィークで発表されたペンダントライトや、アブダビのシーワールド・ヤス島の傾斜照明など、さまざまな革新的な照明ソリューションを手がけている。この取り組みは、最新技術を活用したサステナブルな店舗づくりを目指すマクドナルドの姿勢を示すものとして、業界内外から注目を集めている。


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