- 2016-5-5
- 最新情報
- Kickstarter, クラウドファンディング, 真空成型機, 試作
誰でも気軽に楽しめるデスクチップタイプのバキュームモールドフォーマーがローンチ
英国ベースのスタートアップベンチャー「Mayku」は、家庭用掃除機を使って利用できる卓上型の真空成型機「FormBox」をKickstarterでローンチしました。
3Dプリンタで作られた造形物や、身近にある様々なモノを金型(成型用元型)として利用できる安価でお手軽な真空成型機。
「FormBox」は、 ご家庭にある一般の掃除機を使って吸引するため、大掛かりな装置を必要としません。幅458mm×奥行240mm×高さ300mmの卓上型ボディに掃除機を接続し、元型を置いて専用のプラスチックシートを被せてプレスるだけで、誰でも簡単にプラスチック製の成形型が作れてしまうのです。
完成した成形型を使用し、オリジナルチョコレート菓子や石鹸を作ったり、レジンやコンクリートなどの簡易鋳型としても利用することができます。
また同社は、「Maykuライブラリ」と言うオンラインプラットフォームを準備しており、ユーザーレベルでデータやノウハウの共有ができる仕組みを提供する予定です。
FormBoxは現在Kickstarterで資金調達中で、$136,513/414支援(2016年5月5日現在)を得て目標額($50,000)をクリアしている。
ベーシックなキットは$349~
3Dプリンターやレーザーカッターなどが気軽に利用できるような環境が広がり、従来の「モノづくり」の概念は、ここ数年で大きく変化しました。
今回登場した「FormBox」のような、安価で気軽に利用できる成形機の類は今後もリリースされることが予想され、これらのツールを利用したモノづくり環境は、個人や小規模団体の生産品質を向上させ、新たな価値観を生むキッカケになるはずです。
このような動きは、今後益々拡がっていきそうですね。
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