専門的なスキルが無くてもワンボタンでレーザーカットが楽しめる『3Dレーザープリンタ』
米国シアトルのスタートアップ企業Glowforgeがリリースした低価格レーザーカッター『Glowforge The 3D Laser Printer』が、同社サイトからプレオーダーを開始。
アーリーバードモデルは$1,995から
MakerBot共同創設者であるブレ・ペティスやFoundry Group、True Venturesなどから900万ドル超の資金調達に成功したGlowforge社は、調達資金を元に低価格でありながらプロ仕様の高精細レーザーを搭載したThe 3D Laser Printerの開発を進め、2015年12月に初期モデルの出荷開始を予定しています。
レーザーカットしたボール板で組立てたランプシェード
Glowforge 3Dレーザープリンターは、プラスチックや皮革、食品などのカットからガラスやアルミなどへの彫刻が可能な高精細レーザーカッター。ツールとしての基本的な仕様や用途は従来のレーザーカッターと同じですが、プロ仕様レーザーカッターの多くが数百万円台の高額機器であるのに対し、Glowforge 3Dレーザープリンターは約20万円台(ア―リーバード)~50万円前後(プロモデル)で購入できる製品ラインアップとなっています。
JPG、PNG、TIFなどの画像やイラストレーターデータなどからドラッグ&ドロップでプリントスタートできるソフトウェアやAdobe Illustratorなどのプラグインなどが含まれており、専門的なスキルがなくても簡単にレーザーカットを楽しむことが出来る仕様になっています。
デモ映像にも含まれる通り、マックブックのアルミ筐体にレーザー彫刻を施している様子が確認できます(アップルのサポート対象外になるとおもいますので自己責任で)。
現時点では日本国内への販売(代理店情報)が無いためお伝えできませんが、今後日本での取り扱いについての詳細が掴めましたら改めてご報告する予定です。
Glowforgeの3つのラインアップ
- Glowforge Pro with Air Filter:$3,995
- Glowforge Basic w/ Air Filter:$2,495
- Glowforge Basic:$1,995
Glowforgeの仕様
- ワーキングエリア:300mm×500mm
- 材料の最大厚:13mm(削除トレイを有する材料最大厚38mm)
- フォーカス範囲:13mm
対応カット素材
木材、アクリル、布、革、コルク、サンドペーパー、食品など
彫刻素材
ガラス、大理石、ゴム印、セラミックタイル、アルミ、ステンレス、真鍮、チタンなど
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