廃棄コンテナを改装した移動式ラボBetaBox

廃棄された輸送用コンテナを改良した移動式のプロトタイピングラボBetaBox!

BetaBox-stem-2

ショーン・ニューマン・マロニ(CEO/エンジニア)を筆頭に、科学者、教育者、建築家、デザイナー、大学教授などから構成されたチームBetaversityが展開する移動式プロトタイピングラボ『BetaBox』( Mobile Prototyping Lab)。
廃棄された
古い輸送用コンテナを改装したスペースに、3Dプリンター、レーザーカッター、3Dスキャナなど、ラピッドプロトタイピングツールを搭載した、移動式のラボスペースです。

このBetaBoxは、STEM教育のための移動教室としての活用はもちろん、ワークショップなどの各種イベント、企業への支援、会議施設など、コミュニティアウトリーチのために用意された自己完結型ラピッドプロトタイピングソリューションです。
また、このBetaBox自体がコンテナベースのため、スケルトン・インフィルとして様々なカスタマイズが可能であり、目的に応じたコミュニティスペースとしての活用が可能となっています。
単なる箱貸しのようなスペースと異なり、運営チームに所属するエンジニアや教育者、科学者が直接指導を行うことも、この取組の特徴の一つです。

BetaBox-stem-4

施設を運営するBetaversityは、このアイディアを元に受賞した補助金を元にプロジェクトを本格化させ、現在では全米各地の名門校をはじめとした教育機関などから支援を受けながら、BetaBoxを週単位4,000~5,000ドル程度でレンタルし、継続的な施設の運営を目指している。
カスタマイズ可能な輸送コンテナを使用することで、学生や小規模企業に向けた製造技術支援などを、低コストで円滑に行うことが可能であり、クラウドファンディングなどのスタートアップへの協力も行っている。

BetaBox-stem-8

これは、単に最新のラピッドプロトタイピング設備を体験するだけの施設とは異なり、どんな場所においても、人々の創造性や起業のための思考文化を育てることを重要としており、誰もがその可能性に挑戦できるよう、この設備を利用して支援を行っている。

BetaBox-stem-6

移動式に着目した点も含め、とても素晴らしいプロジェクトですね。日本ではなかなか実現できなそうに無い仕組みですが、是非我々もやってみたいと、強く感じるプロジェクトです。

BetaBoxに搭載される主なツール

  • 3Dプリンタ、PrintrBot他数種類
  • 3D Doodler
  • 3D Systemsの3Dスキャナー
  • Leap Motion
  • タッチスクリーン
  • 壁面一杯のホワイトボード
  • Rasperry Pi、Arduino
  • Solidworksをはじめとした3Dモデリングソフトウェア
  • Adobe Creative Suite
  • ハンダコテなど、電子工作ツール
  • Wacomタブレット

BetaBox-stem-5
廃棄されていたコンテナを買い上げ、改装。

BetaBox-stem-1
ここまで素敵な施設に生まれ変わりました。

その他、教育関連記事一覧はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る