レーザーカッター技術など用いたコミュニケーションツール「KonneKt」

隔離された空間に入院する子供達と、外部とのコミュニケーションを図るために開発された「KonneKt」

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オランダの複数の病院と協力し開発された「Konnekt」は、様々な原因により隔離された施設への入院を余儀なくされた子供たちに対し、社会的接触の欠如を補うために考えられたコミュニケーションツール
国際的なインタラクションデザイン賞にもノミネートされるこの
ツールの開発に当たっては、実際に施設を有する病院と、そこに入院するの子供たちの協力を経て実施されたようです。
 
ボディパーツはレーザーカッターにより成形され、複数の吸盤や磁石を利用し、ガラスの両側から遊ぶことができるソーシャルゲーム
 
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たった一枚のガラスを隔てただけですが、隔離された環境で過ごさなければならない子供達を孤立させないためにも、外部の人間との間接的な接触はとても大切ですね。
下にリンクした映像では、ガラスを挟んで両側から子供達が遊んでいる様子が伺えます。




最近は、再生医療や医療分野への活用が期待される3Dプリント技術が話題となっていますが
先天性の病気や様々な難病に苦しむ子供達のためにも、一日でも早くこういった医療技術が確立される日が来ることを、心の底から願っています。
子供はこの国の未来の礎となる宝物です。直接的な医療分野に係らず、このような取り組みが少しでも子供達の苦痛を和らげる機会になると良いですね。

 

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