- 2015-8-25
- フィラメント・材料, 最新情報
- 3D bioprinting, 3DOM, c2renew, FDM, filament, Flashforge, FormFutura, LulzBot, Makerbot, PLA, Wound Up, テクノロジー, バイオ, フィラメント
毎日世界中で大量消費されるコーヒーを材料に生成されるバイオ3Dプリント用フィラメント
様々なバイオ材料を開発するc2renewが開発したPLAベースのコーヒー原料ベースの3Dプリントフィラメント「Wound Up」。3DOM USAがリリースした同素材は、PLA対応する殆どの3Dプリンター(同社検証済み機種:MakerBot、LulzBot、FlashForge)での利用が可能なフィラメントで、原料にコーヒーを利用しています。
フィラメント価格は$49/1kg(1.75mm/2.85mm)
※ こちらのフィラメントを「ちょっとだけ試してみたい!」と言う方は、フィラメントサンプル専門ショップ『3DFS』より少量サンプルのご購入が可能です。
珈琲原料フィラメント『Wound Up』5メートル
珈琲原料フィラメント『Wound Up』10メートル
色艶は炒ったコーヒー豆のような感じで、フィラメントの臭いはコーヒーそのもの。造形中の加熱された材料はとても香ばしく、コーヒー独特の香りを楽しむことができます。
ちなみに、1人当たりのコーヒー消費量1位はルクセンブルク(1人当たり年間2844杯を消費)だそうです。この数字は、1人当たり1日約8杯のコーヒーを消費している計算になるようですが、筆者も同等以上に飲むので、コーヒー消費量は世界クラスです。次いで2位がフィンランド、3位がデンマーク。コーヒー豆生産国トップのブラジルは11位で、日本は29位。
国別消費量では、1位アメリカ(1400千t)、2位ブラジル、3位ドイツとなるようです。
当然、これだけの量を世界中で消費しているとなれば、ゴミとなるコーヒー豆も凄まじい量になります。このコーヒーの搾りかすなどを原料に様々なバイオ素材が生まれると、貴重な資源となりそうですね。
(社)全日本コーヒー協会からは、様々なデータが公開されていますので、興味ある方は調べてみてはいかがでしょう?
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