3Dプリント『メロポン』スマホケース

東村アキコさん原作の人気漫画『メロポンだし!』3Dプリントスマホケース

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講談社Dモーニングご愛読感謝記念として以前ご紹介した、3Dプリント『鬼灯の冷徹』iPhoneケースに次ぐ企画。今回は、東村アキコさん原作の人気漫画『メロポンだし!』の3Dプリントスマホケースを製作いたしました。

本企画は、Dモーニング(アプリのダウンロード先はこちら)有料会員限定として、「3Dプリント立体鬼灯さまスマホケース」プレゼント企画としてスタート。前回の「鬼灯の冷徹」同様、原作者である先生に直筆スケッチをご用意いただき、3次元化~3Dプリント出力~仕上げ加工を実施。今回の「メロポンだし!」でも、東村アキコ先生による直筆デザイン画を元にメロポンを3次化。

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東村アキコ先生によるデザイン画

ZBrush及びAutodesk 3ds Maxを使い3Dモデリングしたデータを元に3Dプリント造形。今回も3Dプリント造形ではDMM.makeにご協力いただき、複数回に渡る3Dプリントテストを実施。完成したデモ作品から東村先生による承認を経て、プレゼント用ケースが完成しました。

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一番大きなiPhone 6 Plusケース

メロポン本体には、二つの素材を使った3Dプリント造形物を使用。
メインとなる顔やボディには、3DSystemsのハイエンド機Projetを利用した高精細アクリル造形物。そして頭部には、Stratasysのマルチマテリアル対応ハイエンド機Objet Connex 3によるカラー&軟性素材による造形物を使用。今回、頭部の軟らかさと色味を選定するため、複数のカラーと軟性率サンプルをConnex 3にて用意。最終決定された素材をベースに本番3Dプリントを実行しています。

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Projet高精細アクリルで造形したパーツ類
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頭部パーツはConnex 3による軟性&カラー素材を使用

そして、メロポン本体を設置するスマホケースには粉末焼結積層(SLS)方式によるナイロン(ポリアミド)素材を使用し、オレンジ色に染色。

完成したスマホケースは、iPhone 5S、iPhone 6、iPhone 6 Plusの他、Android端末向けのスタンドタイプの5種類。Androidは機種毎にサイズなどの仕様がバラバラなため、フリーサイズ対応のスタンドタイプを用意。

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各パーツの仕上げ加工には、今回もTuneD3を使用。サポートの付着部位によって表面の粗さが目立つアクリルパーツにはTuneD3 STANDARDFLEXを使用。

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TuneD3を使って表面処理

一連の工程を経て完成したメロポン3Dプリントスマホケース達

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鬼灯の冷徹同様、人気作家さんが描かれた2次元キャラクターを、適切に3次元化することはとても難しい作業です。原作者だけでなく、作品を愛するファンの方達も納得させる仕上がりでなければ、意味がありません。今回のメロポンも決して満足できる仕上がりではありませんが、今後様々な2次元キャラクターの立体化を予定しているため、順次ご紹介して参ります。

 

原作者:東村アキコ(ひがしむらあきこ)
『フルーツこうもり』(集英社)でデビュー。2001年、「Cookie」(集英社)で『きせかえユカちゃん』の連載を開始。「モーニング」にて『ひまわりっ ~健一レジェンド~』の連載。「コーラス」(集英社)にて実録育児マンガ『ママはテンパリスト』を連載。現在、「モーニング」にて『メロポンだし!』を連載の他に、「ココハナ」(集英社)にて『かくかくしかじか』を、「Kiss」(講談社)にて『海月姫』を連載中。『海月姫』は第34回講談社漫画賞を受賞。『主に泣いてます』は2012年にフジテレビでドラマ化された。


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