3Dプリンタで廃プラからサステナブルなものづくり

3DPC、3Dプリンタで海洋ごみや廃プラスチックからサステナブルなものづくりを支援

3D Printing Corporation(以下 3DPC)は、環境問題への取り組みに役立つ、3Dプリンタ「WASP 4070 HDP」と「WASP 3MT HDP」(以下 ペレット方式3Dプリンタ)の導入を開始。SDGsや自己循環型リサイクルの実現、プラスチック資源循環促進法への取り組みをサポート。

1人当たりの廃棄プラスチックの量が、アメリカに次いで世界で2位となっている日本。また2050年には魚よりも海洋ごみが増えるといわれている。こうした問題を解決するため、SDGsや自己循環型リサイクルの実現、プラスチック資源循環促進法に取り組む企業が増えている。
ペレット方式3Dプリンタを開発したイタリアを拠点とするWASPは「私たちはクリエイターであり、ドリーマーである。3Dプリントで世界を救おう!」というミッションを掲げ、環境をより豊かにしていくために、海洋ごみやリサイクル材を使用して様々なプロジェクトに取り組んでいる。

WASPのペレット方式3Dプリンタ

ペレット方式3Dプリンタは、ペレットから直接3Dプリントができる環境に優しい3Dプリンタで、汎用プラスチックからリサイクル材、海洋ごみまで様々な材料に対応しており、さらに異なるペレットを組み合わせて自分だけのオリジナル材料から造形することも可能。ペレットは通常の3Dプリンタ材料と比べ安価なため、開発コストが抑えられる。また歴史ある射出成型技術をベースにしており、ノズル、ベッド、チャンバー温度の管理に加え、メーカー独自のビルドプレートが造形物のそりなどの変形を抑え、産業用途向けに信頼性の高い品質を提供する。さらに、ほぼ全ての製品をおおよそ1~5時間程度で3Dプリントできる。

漁網からものづくりを実現

Reflowは、地元の漁師と協力して使用済みの漁網を回収し、漁網をベースとしたrPPGFの材料開発に成功。その後、WASPとアート作品を造形。漁網からものづくりができることを証明した。

リサイクルされたTPU材からランプ製作

Drag and Dropは、リサイクルされたTPU材料を使用して「コクーンランプ」を設計製造。BIG SEE PRODUCT AWARD 2021の最優秀賞を受賞し、公式オンラインストアにて販売している。

3DPCは、WASPの環境への想いを一緒に実現していくため、ペレット方式3Dプリンタを手頃な価格(500~1,000万円以下)で提供。3Dプリントによる技術を用いた設計・開発から、製造、後加工、品質管理まで一貫したサービスを提供している。


関連記事

3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る