3D Systems、複数材料を用いた革新的な一体型義歯ソリューションを発表
米国の3Dプリンタメーカー 3D Systems（以下 3Dシステムズ）は、歯と歯茎の両方に特別に調合された素材を使用して、耐久性があり、長期間の装着が可能で、審美的に魅力的な一体型義歯を患者に提供する革新的な義歯ソリューションを開発し、市場投入したことを発表した。
同社の材料開発チームは、審美性、耐摩耗性、耐汚染性、卓越した耐破損性を実現し、歯の硬度と美観を模倣するために特別に調合された「NextDent Jet Denture Teeth」と、衝撃を吸収するために独自配合された「NextDent Jet Denture Base」を開発。これらの素材を同社の一体型噴射式義歯ソリューションの一部として使用することで、歯科ラボは高い耐折性を持つ一体型義歯を製造することができる。
3Dシステムズのデンタル事業の副社長兼ジェネラルマネージャーであるChuck Stapleton氏は「デジタル歯科ポートフォリオに革新を加えるごとに、3Dシステムズは顧客が提供するデバイスを変革し、臨床医が患者ケアを提供する方法を支援してきました。私たちの噴射義歯ソリューションを発表するにあたり、再び真にユニークな製品を市場投入できることを誇りに思います。私たちは、材料と3Dプリントの技術革新と、ソフトウェア、後処理、アプリケーションの専門知識を組み合わせにより、モノリシック・ジェット・デンチャー・ソリューションを開発しました。このソリューションが、今後数ヶ月間だけでなく、数年後にも義歯製造の軌道を変えることを楽しみにしています」と述べている。
同社は、2024年後半に米国食品医薬品局（FDA）からこのソリューションの510(k)認可が下りることを期待している。
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